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姉倉比賣神社
あねくらひめじんじゃ
富山県富山市舟倉2360  Zenrin Data Com Maps display !!


五七桐

式内社 越中國婦負郡 姉倉比賣神社
旧村社

御祭神
姉倉比賣神

豊宇賀能賣神 『神名帳考證』

富山県富山市(旧大沢野町)にある。
笹津駅の東1.5Kmの舟倉に鎮座。
境内は寺家公園の中にある。

舟倉の地は、御前山(754m)の北西麓にあり、
神通川にも近く、富山から岐阜へ抜ける交通の要衝。
古代から開けていた場所である。

社名に関して、案内板には「姉倉比売神社」。
社号標には「姉倉姫神社」とあり、比売・比賣・姫の
どの字を用いても良いようだ。

社伝によると、大宝年中の創祀。

姉倉比賣神社は、呉羽小竹と船倉山麓の当地にある。
どちらも式内論社。

『肯構泉達録』には、
船倉山の神・姉倉比賣命は、能登の伊須流伎比古と夫婦であったが、
伊須流伎比古は、能登媛と契りを交わしてしまった。
怒った姉倉比賣は、一山の石を投げ尽くして、能登媛を攻撃。
大乱となったため、大己貴命が越路へ赴き、乱を鎮圧。
姉倉比賣は小竹に流され、布を織って貢物とし、
婦女に紡織を教え、罪を償った。


比賣が機を織る時、蜆の宮の蜆が蝶となって群来し、
比賣が船倉山へ帰るのを許された時、比賣に従い、
船倉の御手洗の蜆となった。
夏になると、その蜆が蝶となって飛び回るという。

西側の鳥居側には、公園の池があり、
池の横の参道を東へ進むと階段。
階段上の鳥居をくぐると、正面に西向きの社殿がある。


寺家公園の池

西側鳥居

参道

南側鳥居

境内

西参道の階段上の鳥居

神馬像

姉倉比売神社
 この舟倉の地一帯は神代の昔から拓け、古事記・日本書 紀によると紀元前三十年頃に姉倉比売がこの辺りの賊を征伐 統治され、後に農耕と養蚕を地元民に広め特に機織の 神として尊崇されたと記してある。
 神苑は老樹うつ蒼とした高陵に拝殿があり、また県の 天然記念物に指定されている赤樫林に囲まれた本殿、 そして入母屋造りの社務所がある。
 この社は昔の神佛混交の名残りを今に留め、本地仏 虚空蔵菩薩を護持して三十三年に一度の御開扉が 今も伝承されている。

−寺家公園案内板より抜粋−



【 姉倉比賣神社 (富山市舟倉)(印刷用ページ) 】

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