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加久彌神社
かくみじんじゃ
富山県氷見市神代2676  Zenrin Data Com Maps display !!


梅鉢

式内社 越中國射水郡 加久彌神社二座
旧郷社

御祭神
稲倉魂神 天照大御神

氷見市神代にある。
氷見駅の南西5Kmほどだが、場所を説明しにくいところ。
近くに神代温泉などもある。
路地奥に鳥居があり、階段を上る。
入口の雰囲気では、狭い境内のようだが、
階段を上った境内は、思いのほか広く、緑を敷き詰めた清清しさ。

赤い鳥居を挟んで拝殿があり、その後方に少し離れて、
垣に囲まれた本殿が鎮座している。
拝殿の後方は、緑の境内とは対照的に暗い杜。
山中の古社の趣もある。良い。

一説に、神代の地に鎮座し、神に供える米「カミクマ」から転じてカクミとなった。
神代や堀田に蒲田という当社の神田があり、
蒲田はカムタの転訛と伝えられているらしく、
三代実録の貞観九年の条に記されている御田神を当社のこととする説もある。

明治までは、八幡宮を同殿に祀っており、祭神にも応神天皇の名があった。

論社には、高岡関野神社があるが、
延喜式の加久彌神社二座を、氷見の当社と、高岡の関野神社の二社と見る説もある。
あるいは、関野神社は、当地からの勧請とみる説もある。
昔、関野神社に「加久彌」の額がかけられた時、氷見の氏子が押しかけ、
その額を下ろし、使用しないという証書を書かせたという話。

わずかな驚きと、かすかな感動。とにかく良い雰囲気だ。

苔の階段を、ボーっとしながら登ると、境内。
「広い」「緑だ」。綺麗な印象の境内。
二本の木の自然の鳥居と、赤い鳥居をくぐり、
まっすぐに進むと拝殿。

末社が7つ。往時は例祭日には、境外の末社を一巡していたらしいが、
今は、まとめて合祀され、境内にある。
白山・愛宕・貴船・産霊・鉾神明・神明・諏訪。


階段下の鳥居

参道の階段

境内から鳥居

境内

拝殿

境内社?

本殿

本殿

本殿


【 加久彌神社(印刷用ページ) 】

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