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白鳥神社
しらとりじんじゃ
富山県富山市八尾町三田字道円1894  Zenrin Data Com Maps display !!


十六八重菊

式内社 越中國婦負郡 白鳥神社
旧郷社

御祭神
日本武尊

富山県富山市八尾町にある。
千里駅の南西2Km。
農道のそばの斜面に、山を背に、田を正面に臨む場所に鎮座。

欝蒼と茂る木々の中にあり、境内から見える田の水面が
朝日を浴びて、キラキラと美しい。

創祀年代は不詳。

『日本書紀』に、仲哀天皇即位の後、
白鳥となった、父(日本武尊)の霊を慕い、
諸国から白鳥を献上させた。

当所からも白鳥が献上され、よって白鳥神社が勧請されたという。

また、この付近の沼地を開拓して、
御饌田(神へ献上する米を作る田)を作ったことから
村名を「御田(現・三田)」と称するようになったようで、
三代実録の貞観九年の条に記されている御田神を当社のこととする説もある。

もとは、もっと東の低地に鎮座していたが、
井田川氾濫により、現社地へ遷座したという説があるらしい。

その時に流出した御神体を拾い上げ祀ったのが、
寺町の白鳥神社ともいわれている。

拝殿後方に、1m程度高く、口を開いた覆屋があり、
本殿は、その中の一間社流造。

神紋は、拝殿の額に付いていて菊だと思うが、良く分からない。
祭神が、日本武尊なので、正しいと思う。

2012年10月、再度の参拝をしたので写真を新しいものと入れ替えた。
参道は、台風か虫害のせいだとは思うが、
十年前に参拝した頃のような聳える木々は無くなっていた。
新しく整備されて明るくなった参道脇にはセイタカアワダチソウが繁茂していた。


スッキリと明るくなった社頭

鳥居と社号標

境内

拝殿扁額

社殿

境内社殿

拝殿後方の覆屋

本殿

2002年4月の社頭

当時の境内から参道

『式内社調査報告』には、古社地について、
「旧社地は三田部落の東北方の低地水田中にあったが、
井田川水害のため、山寄りの現地に移転したものという」とあったが、
『富山県神社誌』には、「明治二年に古宮の地から現地に遷宮したもので、
旧社地に一祠を建て元宮と称し、六月に祭典を執行している」とある。

そこで2012年10月、現社地の北東の水田の中の元宮へ行ってみた。

十年前、白鳥神社へ参拝に訪れた時、
地図に二カ所の白鳥神社と記されていて、
とりあえず二カ所とも行ってみたが、そこはその中の一つだった。
水田の中に小さな境内があり鳥居と祠があるだけで社名を確認できずにいたものだ。
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元宮社域

鳥居と境内



2002年4月の元宮社域


【 白鳥神社 (富山市八尾町)(印刷用ページ) 】

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