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利川神社
はやかわじんじゃ
鳥取県鳥取市青谷町早牛855  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に一

式内社 因幡國氣多郡 利川神社
旧郷社

御祭神
速開津比咩命 速佐須良比咩命 瀬織津比咩命
合祀 素盞雄命 保食神

鳥取県鳥取市(旧青谷町)にある。
青谷駅から日置川に沿って4Kmほど南下した早牛に鎮座。
日置川から早牛川へ沿って西へ、早牛の集落に入り、少し進むと。
早牛川に掛かる小橋があり、境内入口の鳥居が立つ。

早牛集落へ入る目印として、南下する道路の東側に
御椀型の船山がある。
参拝時には、山の名前は知らなかったが、
低いけれどとにかく目立つ山だ。


船山

境内に入ると、奥に一段高く社殿がある。
社殿の左側は岩。
今にも落ちてきそうな岩の麓に、赤い屋根の本殿。

創祀年代は不詳。
大森大明神とも称した古社。

式内社・利川神社だが、「利川」の読み方には
「としかわ」と「はやかわ」の二説があり、
現在は、「はやかわ」と読まれているようだ。

社前の早牛川も、通称は利川(はやかわ)だが、
本来は、速瀬だったものが、
「はやせ」「はやうせ」「はやうし」と変化したと思われる。

以上のように、祭神は利川の祓いの神。

『鳥取県神社誌』には、字中瀬に鎮座していたとあり、
台風により社殿が被害を受けたため、
享保十年(1725)に、末社の荒神の森へ、
300mほど遷座したという。

ということは、現在地は、その荒神の森なのだろう。
古社地の字中瀬がどこだったかは、分からないが、
個人的には、当社の東300mにある船山が気になるところ。

明治五年郷社に列し、
大正六年、字西村鎮座の無格社・山根神社と境内社・稲生社を合祀した。

社殿の屋根に、「丸に一」と刻まれた紋が付けられていた。
たぶん、これが神紋だろう。


境内入口の小橋

参道

鳥居

神門

社殿

境内

本殿左に境内社一つ

本殿

本殿


【 利川神社 (鳥取市)(印刷用ページ) 】

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