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服部伊刀麻神社旧地
はとりのいとまじんじゃきゅうち
三重県松阪市出間町  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 伊勢國多氣郡 服部伊刀麻神社

御祭神
大命津姫命 あるいは 速佐須良比賣神

三重県松阪市にある。
松阪駅の北東8Kmほどの出間町に鎮座(していた)。
松阪駅から北上し、23号線に入って東へ。
櫛田川を渡ってから2Kmほどで北へ入った場所。

出間町集落の東端に生垣に囲まれた四角形の区画がある。
その区画の中に「式内服部伊刀麻神社舊地」と刻まれた石碑が立っており、
その傍らに山神が祀られている。

ここは、式内社・服部伊刀麻神社に比定されていた神社の古社地。
鎮座地名の出間(いづま)は伊刀麻(いとま)から変化したものと考えられており、
服部伊刀麻とは「服部地区の伊刀麻集落に鎮座する」という意味らしい。

服部伊刀麻神社の創祀年代や由緒に関しては不詳。
宝徳三年(1451)正月の「はたとのの御神事之日記」に「いつま社」とある古社。

布カケ社とも俗称された出間町の産神で、
元は出間町の北東(現在地の北側)に、田カナド明神として祀られていたという。

明治四十一年四月七日、許可を得て柿木原の宇氣比神社(二十五柱神社)に合祀された。

祭神は、明治十一年の神社明細帳に大命津姫命とあり
『式内社調査報告』では大食津姫命のことではないかとしている。
また、多氣郡合祀済神社明細帳には速佐須良比賣神とあるらしい。
さらに、飯豊比売とする説や、「伊刀麻」を糸女=織子と解して天八千々姫命とする説もある。


山神と「式内服部伊刀麻神社舊地」石碑

全景

石碑


【 服部伊刀麻神社旧地 (松阪市)(印刷用ページ) 】

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