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大原神社
おおはらじんじゃ
島根県邑智郡邑南町日貫3378
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島根県邑南町にある。
JR川戸駅から南へ13Kmほどの日貫に鎮座。
八戸ダムのある八戸貯水池の東4Kmほど。
日貫から北東方向(福原)へ向う道がカーブしている場所に、
南向きに境内がある。
西隣には宝光寺という寺がある。そんな場所。
道に面して鳥居があり、階段を上ると境内。
境内中央に、大きな拝殿があり、
後方に、一段高く社殿が並んでいる。
拝殿の後方が本殿で、左右に様子の異なる境内社が並んでいる。
お寺が隣にあるせいか、社殿の雰囲気がお寺な感じ。
社伝によると、仁壽元年(851)二月九日、
山城国大原野からの勧請。
(仁壽元年は四月二十八日から始まっているのだが)。
もとは、大明神と呼ばれた場所に鎮座していたが、
享保五年、現在地・桜井山へ遷座。
古社地に小祠を置き大明神と称していたが、
慶応三年に、その小社を合祀したという。
社殿には、「大」の字の紋が付いていた。
瓦には、丸に「大」。
『神国島根』には、「下藤の内に大」と記載されていた。
藤紋は春日系の紋で、大原野も藤紋。
その中に社号の「大」を加えた紋ということだが、
未確認なので、丸に「大」を掲載しておいた。
『神国島根』によると、本殿左右にある境内社は、
桜井神社(八十麻加速毘神 大直毘神)と八幡神社(應神天皇 神功皇后)。
多分、右が八幡だと思うが未確認。
右手の境内社の横に、招魂社(護國の英靈)と胡神社(大國主命 事代主命)と
もう一つ。大元神社(豊受大神)か?
『平成祭データ』には、他に、
春日神社(武雷神)、金屋子神社(金山彦命 金山姫命)、
八重山神社(伊座那岐命 事解男命)、金刀比羅神社(大物主命)
が記載されている。
境内入口 |
拝殿 |
境内社と本殿 | 本殿と境内社 |
境内左隣の宝光寺 | 境内右手の境内社 |
大原神社 (郷社)
本社は仁壽元辛未年二月九日山城国大 原野より勧請し当村字大明神と申所に創立と伝え られ社蔵記録延喜の制国幣の小社に列せらる。其 後享保五年庚子年今地に奉遷す。明治八年七月二 十八日浜田県に於て郷社に列せらる。明治三十九 年四月勅令第九十六号に依り明治四十年四月二十 二日島根県告示第百十三号を以て神饌幣帛料を供 進することを得べき神社と指定せらる社蔵記録 −『神国島根』− 郡内式内社三座の一であって、文徳天皇二寿元年二月京都大原野より勧請した。江川盆地に沿い開拓の祖、尾張族が拡大繁昌して領地を拡めるため神社を建設した。 −『平成祭データ』− |
【 大原神社 (邑南町日貫)(印刷用ページ) 】