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箕勾神社
みのわじんじゃ
静岡県賀茂郡松崎町峰輪331  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 伊豆國那賀郡 箕勾神社
旧村社

御祭神
祭神不詳

静岡県の松崎町にある。
松崎町役場から、那賀川に沿って
15号線を東へ4Kmほどの峰輪に鎮座。
もう少し東へ行くと道の駅がある場所。

当社の社号は、「箕勾」と書いて、「みのわ」と読む。
鎮座地の峰輪と関連しているのは明らかだが、
資料によっては、社号を「箕白」と書かれている。
「勾」を草書で書くと「白」に見えるので、たぶん誤記だろう。

15号線から狭い道を北上し、集落の中へ。
小川に沿って少し歩くと、小川にかかる小さな橋がある。
その橋が、参道入口。
神社を示すものが見当らなかったので
歩いていた地元の方に神社の場所を聞いたのが、
その橋の前だった。

橋を渡り、坂道を登ると階段。
階段を登ると、苔生した参道の中に、真っ赤な鳥居が鮮やか。
苔と、高い木々と、赤い鳥居と、暖かな木漏れ日。
それだけで、来て良かったなぁ、とシミジミ思う。
参拝は、正月元日の朝。
当社が初詣では無いが、年始から良い気分で参拝開始。

参道を進むと、広い境内。
中央に土俵があり、奥に社殿。
伊豆の神社は、拝殿と覆屋を兼ねた社殿が多いようで、
当社も、この社殿の中に、どっしりとした本殿がある。

社伝によると、延慶元年(1308)十一月の創祀。

『伊豆国神階帳』に「従四位上 みのわの明神」とある古社で、
式内社・箕勾神社の論社の一つ。

祭神は不詳となっているが、
應永三十二年(1425)の棟札には、天満大自在天神とある。

現在、本殿に五扉があり、
中央に天神を祀る一扉、
向って右に日光・月光を祀る二扉、
向って左に熊野権現を祀る二扉となっている。

日光月光は、万治三年十一月に峰輪日月社を、
熊野権現は、慶長十四年九月に峰輪熊野社を合祀したもの。

帰宅後に資料をながめていると、
当社境内に、箕匂石というものがあるらしい。
残念、未確認だ。
箕匂石は、当社と野本神社の背後の森に一基づつあり、
社殿修繕の時には、その石上に神霊を奉安するという。

この野本神社は、当社と同じく峰輪にあり、
式内社・箕勾神社のもう一つの論社。
一説には、当社に合祀した熊野社が祀られていたとも。


参道入口

参道階段

鳥居

境内

社殿

社殿内の本殿


【 箕勾神社 (松崎町)(印刷用ページ) 】

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