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穂見神社
ほみじんじゃ
山梨県韮崎市穴山町稲倉1856  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に諏訪梶

式内社 甲斐國巨麻郡 穂見神社
旧郷社

御祭神
主神 諏訪大神 (健御名方神)
左 素盞嗚命 右 倉稲魂命

韮崎市穴山町稲倉にある。
JR新府駅から北へまっすぐに1Kmほど。
穴山駅の東1Kmではあるが、能見山城跡を越える山越えの位置。

小川に沿った道に小さな石橋がかかり、鳥居の奥が境内。
階段の上に拝殿があり、裏に回ると小ぶりだが
見事な彫刻の本殿が、一段高く鎮座している。

境内には神楽殿があった。山梨の神社を幾つか回ったが、
どの社にも、必ず神楽殿がある。神楽の盛んな地方なのだろうか。
また、本殿の鬼瓦の位置に、般若が彫刻されているものも多いようだ。

創立年代は不詳。
鎮座地・稲倉が示す通り、元は屯倉であったという。
ならば、本来の主神は倉稲魂神。「穂見」の社名に相応しい。

諏訪大神は、天文年中(1532−1555)に勧請。
素盞嗚尊は、境内にあった神石に祀られていたものを本殿に合祀したという。
境内の石碑の案内には、巨霊石10mとあったが、
どれのことか分からなかった。社殿背後の丘のことだろうか。

当社は、式内・穂見神社の論社だが、
同じく穂見神社論社は、数が多い。

南北に延びる丘陵の東麓に位置し、周囲は田園。
社の横から道路は上りになり西の穴山駅までのびている。

前回は2002年に参拝したが、2014年、再度参拝したので写真を入れ替え。


社域

社前の祠

社前にかかる石橋と鳥居

鳥居

神門

午後の境内

石祠

拝殿

2002年撮影の本殿

2014年撮影の本殿

前回は「10m」を高さだと思い込んでいたために見落としていた巨霊石。
正しくは周囲10mなのだということで、探してみた。
本殿の周囲には発見できず、背後の斜面を見上げるとそれらしき岩。
たぶん、これが巨霊石なのだと思う。
その巨霊石の背後に車道が通っているので、参拝するには、
斜面を這い上るより、車道から少し下った方が良い。


巨霊石

穂見神社 (旧郷社)
鎮座地韮崎市穴山町一八五六番地石水邑稲倉
祭 神倉稲魂命
建御名方命
素盞嗚命
祭 日元旦祭 一月一日
祈年祭 二月十七日
例 祭 十月十日
新嘗祭 十一月二十三日
旧御朱印社領高七石六斗余
社 地千八百参拾六坪境内地
山林
六百六拾六坪
三反九畝
建 物本殿
隨神門
鳥居
石橋
宝歴三年建立(今より約二二〇年前)
文禄二年建立(今より約二〇〇年前)
元禄二年建立(今より約二九〇年前)
文化年間造(今より約一七〇年前)
社 宝有栖川宮熾仁親王御染筆外数点
氏子崇敬者約二〇〇戸
御由緒
延喜式記載の古社で逸見諸郷の租稲を収める官 庫の鎮守に祭祀されたと伝えらる
又稲倉に鎮座するを以て稲倉明神とも称された
又社地にある周囲十米高さ七米の巨霊石(根の神 石)とも言って神体として祭祀している
素盞嗚命の神霊がこもつていると信仰され里人 けがれを忌み嫌い石の前に正座して拝したという
又薬草奏進社とも言われている。
明治六年郷社に列し明治四十二年幣帛料供進指 定神社となるも戦后この制度は廃された
宝物殿昭和五十三年秋建立す

−境内由緒石碑−



【 穂見神社 (穴山)(印刷用ページ) 】

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