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笠屋神社
かさやじんじゃ
山梨県甲府市徳行5−1−1  Zenrin Data Com Maps display !!


三階菱

式内社 甲斐國巨麻郡 笠屋神社
旧村社

御祭神
大己貴命 事代主命

山梨県甲府市にある。
甲府駅の南西3Kmほどの徳行に鎮座。
5号線の西側に境内がある。

境内入口は南西向き。
公園というか広場の隅に境内があり
参道入口には「式内 笠屋神社」と刻まれた社号標が建っている。
参道を進むと、貫の無い珍しい形の鳥居。
鳥居をくぐり参道を進むと、平成九年に新築された銅板葺の新しい社殿。
拝殿の後方には、本殿覆屋があり、
たぶん、本殿はこの中に納まっていると思う。

参拝日は休日だったためか
広場で子供たちが遊んでおり、
拝殿周囲にはカバンなどが置かれていた。

普通、新しい社殿ではガラス戸の場合が多く、
中を覗いてみるのだが、他人のカバンが置かれていると
なんだか不審者と思われれそうで、遠慮した。

創立年代は不詳。

境内の案内板によると雄略天皇四年十一月の勧請とある。
これは『甲斐国社記寺記』をもとに記されていると思われるが
『甲斐国社記寺記』には、
上小河原の笠屋天神の由緒として書かれていると思うのだが。

とにかく、式内社・笠屋神社の論社の一つ。

往古、笠懸明神と称され、
度々の河川の氾濫により遷座され、旧跡は残っていないという。

境内には、幾つかの石祠が整理されて祀られているが
詳細は不明。

拝殿に三階菱紋の幕が張られていたようだが、
周囲で子供たちが見ていたので、じっくり見ておらず
記憶違いかも知れない。
ただ、周囲の神社では、小笠原氏の家紋・三階菱を用いているものは多い。


社頭

本殿

拝殿

境内の石祠

笠屋神社<旧指定村社>
鎮座地甲府市徳行五丁目一の一
祭 神大己貴命<おおなむちのみこと> 医薬・国造り・醸造
事代主命<ことしろぬしのみこと> 商売繁盛
例祭日十月十七日
由緒・沿革
勧請鎮座は、雄略天皇四年庚子十一月<甲斐国社記寺記>
笠屋神社<延喜御式風土記>笠懸明神<甲斐国志>の名前あり。
黒印神領高 一石八斗・反別四反余り
社地四百八坪を有す。<現在八百六十坪>

・明治維新で上知、八年一月村社になる。
・度々の河川の氾濫による旧跡の喪失
・昭和二十年七月七日戦災による社殿の焼失
・昭和二十八年、氏子により社殿・境内を整備 神社建之<建立>
・平成九年氏子の寄付により神社を新築

−境内案内板より−



【 笠屋神社 (甲府市徳行)(印刷用ページ) 】

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