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妻科神社
つましなじんじゃ
長野県長野市大字南長野字本郷219−1  Zenrin Data Com Maps display !!


立梶の葉

式内社 信濃國水内郡 妻科神社
旧県社

御祭神
八坂刀賣命 配祀 健御名方命 彦神別命

長野県長野市にある。
長野県庁の北200mほどの南長野に鎮座。
県庁前を北上し、妻科入口の交差点を左(西)へ曲がると道路わきに境内がある。
境内は南向き。
渋めの褐色の両部鳥居が立ち、鳥居をくぐると境内。
境内中央には立派な木が一本聳えており
境内全体が緑のドーム内にあるような錯覚。

境内の北側、石段の上に大きな社殿。
長野の神社なので、社殿の前には御柱も立っている。
権現造の拝殿の後方、丘の上に
拝殿と比して、やや小ぶりな本殿がある。

参拝は5月の連休最終日、
早朝、日の出前で、境内はやや暗く、
社殿前の燈籠に灯がともっていた。

創祀年代は不祥。
式内社・妻科神社に比定される古社で、
三代実録に貞観二年(860)二月五日、
従五位下を叙せられたとあり
貞観五年(863)二月十四日には
従五位上に進んだとある。

祭神は、八坂刀賣命健御名方命の妃神とされ
ゆえに「夫無(つまなし)」とも称されることがあるらしい。

個人的には諏訪神の御子・妻科比賣命を祀る社ではないかと思う。

中世以降は戸隠神社の護法神として崇敬され
『戸隠山顯光寺流記』の「山中之外王子之事」には
「井福・武井・妻成(科)御社之山王・善光寺之内白山一之護法也」とあるように
湯福神社、武井神社と共に、善光寺三所鎮守として崇敬されてきた。

当社の神紋は、拝殿の幕に染められているように立梶紋。

境内の右手に境内社・天神社があり、
その横に石碑や石祠が並んでいる。
「平成祭データ」には末社として、天神社の他に
聖徳社、水神社、養蚕社の名が記されているが
境外にあるのか、これらの石祠なのか、確認していない。
地図を確認すると、近くに水神社という小社があるが
当社の境外社かもしれない。


社頭

鳥居

境内

社殿

天神社と石祠

社殿後方、上部に本殿

本殿

拝殿


【 妻科神社 (長野市)(印刷用ページ) 】

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