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兵主神社
ひょうずじんじゃ
兵庫県豊岡市山本字鶴ヶ城100−1  Zenrin Data Com Maps display !!


二つ巴

式内社 但馬國城崎郡 兵主神社二座
旧村社

御祭神
速須佐男神 合祀 高淤伽美神

兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・豊岡駅の北東1.5Kmほどの山本に鎮座。
北に178号線が走り、南に山陰本線が走っている場所。
愛宕山の中腹(麓に近い)場所に境内があり、
JR高架のそばに参道入口がある。
階段下には「愛宕山登山口」と案内が出ている。

階段の両脇には灯籠が立ち、
「延喜式内宮」と刻まれた社号標が建っている。

階段を登り、左(北)へ曲がると境内。
境内奥に社殿がある。
社殿の扁額は「貴布禰大明神」「兵主神社」の二枚。
拝殿後方の本殿には覆屋根が付けられている。

参拝した日は、非常に風が強く。
境内に入った頃から、ビュンビュンと音を立てて吹いていた。

伝承によると、天平十八年(746)十二月、
佐伯直岸麿によって創祀されたという。

城崎郡の式内社・兵主神社二座に比定されている古社。
城崎郡には他にも兵主神社という式内社があり
その比定社は、当社の近くにあるため、
両社はよく混同されるようだ。

祭神は、速須佐男神
合祀の高淤伽美神は、貴布祢大明神の神。
本社よりも貴布祢の方が有名なのか、
当社のことを円山川一円では「キムネさん」と呼ぶらしい。
延喜式に兵主神社二座とあることから
兵主神社としての祭神は速須佐男神と、もう一柱が考えられるが、
資料によっては、
大己貴命であったり武甕槌神であったりと定まらない。

境内の左手に境内社の稲荷社がある。
その脇に、『御本殿之址』と刻まれた石碑が建っている。
昔は、ここに本殿があったということだろう。

社殿の後方に愛宕山へ登る道があり、
「愛宕神社 0.5Km」という表示がある。
山頂にあるのだろうか、興味があったが参拝していない。
また、「貴布弥の道」という小道があり良い雰囲気だったので
少し歩いてみたが、すぐに笹に覆われた道となり
先が見えなかったので、足を踏み入れていない。

拝殿の屋根には二つ巴の紋が付いていた。
その下(屋根の妻部分)には、二つ巴ともう一つの紋がある。
が、写真に撮ったのだが、不鮮明で判別できなかった。
残念。五角形の紋だとおもうが、桔梗紋だろうか。


高架脇に参道入口

参道階段と社号標

鳥居

稲荷社と本殿跡地

本殿跡地に石碑

境内

社殿

扁額二枚

社殿

本殿、後方から

貴布弥の道


【 兵主神社 (豊岡市山本)(印刷用ページ) 】

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