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阿麻氐留神社
あまてるじんじゃ
長崎県対馬市美津島町小船越字河岸川三五二  Zenrin Data Com Maps display !!


五七の桐

式内社 對馬嶋下縣郡 阿麻氐留神社
旧村社

御祭神
天日神命

長崎県対馬市にある。
上対馬と下対馬の中間地点、美津島町小船越に鎮座。
対馬空港から382号線を北上し、万関橋を越えて5Kmほど。

日本海側の小船越浦と、朝鮮海峡側の深浦の距離が300mほど。
船で往来していた古代においては、
日本海と朝鮮海峡を繋ぐ場所で、
実際に船で越えていたのだろう。

382号線沿いに境内入口があるが、
空港からだと逆方向を向いているので、鳥居は見逃す。

境内入口の鳥居扁額には「阿麻氐留神社」と刻まれている。
鳥居をくぐり、階段を上ると、もう一つの鳥居。
さらに階段を上ると、社殿のある狭い境内。
拝殿の後方に瓦葺の本殿がある。

『對州神社誌』には、三所権現と記されている神社。
『大小神社帳』には、照日権現とあり、祭神は天津向津姫神
明治以前、両部神道の時代には、「照日権現」と呼ばれていたらしい。
『神社大帳』では、祭神は対馬下県主、日神命またの名を天照魂命で、
高御魂尊の後裔であるとある。

式内社・阿麻氐留神社に比定されている古社で、
貞観十二年三月、正五位下に叙されている。

社殿の脇に、石祠が一つ。詳細は不明。


境内

階段上の鳥居

拝殿内部

社殿

鳥居扁額

境内社の石祠

 天日神命(ヒニミタマ)。津嶋縣直の祖神として、『神名帳考 證』にも「阿麻氐留神是天日神命也」とあり、『特撰神名 牒』は、山城の天照御魂神社、丹波の天照玉命神社等と同 じく、当社も天照國照彦火明命なるべし、と考定してゐる。 阿麻氐留といふのは天照であり、それは本来この地方の神 名で、「天照神」だつたのではないか。それはまた照日神(テルヒノカミ) とも称したことは、『対馬神社誌』に明らかである。

−『式内社調査報告』−



【 阿麻て留神社 阿麻氐留神社(印刷用ページ) 】

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