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苅田彦神社
かりたひこじんじゃ
福井県大飯郡おおい町名田庄小倉17−1  Zenrin Data Com Maps display !!


十六八重菊

式内社 若狭國遠敷郡 苅田比古神社
旧村社

御祭神
苅田比古大神

福井県のおおい町にある。
小浜駅の南西15Kmほどの名田庄小倉に鎮座。
南川に沿って162号線を南西へ進み
染ケ谷川との分岐点あたりで南に入った場所に境内がある。

周囲には観光設備らしきものがあり、
整備された道に面して、山の斜面が境内となっている。

石組の上に鳥居が立ち、
鳥居の左側に「式内 苅田比古神社」と刻まれた社号標。
階段を上ると拝殿。
拝殿の後方、さらに階段の上に本殿がある。
本殿は庇の付けられた流造。

砂利の境内は綺麗に整備されていて、
どの階段にも、中央に赤い手すりが設置されている。
気配りの行き届いた神社だという印象。

創祀年代は不詳。
社伝によると、大同元年の創祀。

養老五年(721)泰澄草創の
別当・谷田寺が藩に提出した願書には
「安永四乙未三月壹千年祭、文政六癸未九月壹千五十年祭」とあり
安永四年(1775)の約千年前、宝亀年間の創祀とも。

式内社・苅田比古神社に比定されている古社。
谷田寺記録には「知見七村氏神」とあり「知見之宮」と記されている。

伝承によると、
秋日、刈り取った稲の上に神霊が降臨したということで
苅田彦の名が付けられた穀霊神であるという。

もとは現在地の東北の山麓にあったが
洪水のため、嘉永六年、現在地に再建された。

境内左手に、立派な境内社がある。
明治四十四年五月に、小倉字奥の谷から移転された
文明年間創祀の無格社・神明神社だ。

境内の神馬像には菊の紋が付けられているが
『式内社調査報告』には、神紋は五三桐だと記されている。


社頭

拝殿

本殿

境内

神明大明神

本殿


【 苅田彦神社 (おおい町)(印刷用ページ) 】

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