光州神社
こうしゅうじんじゃ
朝鮮全羅南道光州府亀岡町
光州は、古来南朝鮮における主要地で
政治・産業・交通の要衝として人口が増加。
神社創立の議が起こり、大正元年、亀岡公園の丘陵に
皇大神宮遥拝殿が建設された。
大正五年十一月三日、天照大神の御霊代を奉遷して
光州神社が創立。
昭和十五年、社殿が竣工され、翌十六年、國魂大神を配祀し、
國幣小社に列格した。
光州の鎮護として、また全羅南道の守護神として崇敬された。
毎年四月十五日には、氏子大祭が行われ、
神輿渡御、稚児行列、五十鈴舞、浦安舞などの舞踏や相撲が奉納された。
國幣小社 光州神社
鎮座地 | 朝鮮全羅南道光州府龜岡町 |
交 通 | 京釜線大田驛乗換へ湖南線光州驛下車一粁。 |
祭 神 | 天照大神 國魂大神 |
例 祭 | 十月十五日 |
光州は古来南朝鮮に於ける主要地で、總督府始政以来、
全羅南道廰を始め、諸官衙、學校、會社等設置され、政治、
産業、交通の要衝として人口も増加し、夙に官民有志の間
に神社創立の議が起り、大正元年龜岡公園丘陵一帯の浄地
に、皇大神宮遥拝殿を建設した。次いで大正五年十一月三
日皇大神宮より天照大神の御霊代を奉遷して、光州神社を
創立せられ。昭和十一年朝鮮に神社制度が確立せられるや
うになつてから、道供神社に指定された・同年十一月社殿
その他の造営のため光州神社奉賛會が成立して、昭和十五
年十一月、現在の社殿竣工し、同十六年七月國魂大神を増祀
し奉り、同年十月一日國幣小社に列せらるゝ旨仰出された。
光州府の鎮護として、また全羅南道の守護神として、庶
民の崇敬が篤い。
社殿は神殿十坪、幣殿十二坪、拜殿三十三坪、何れも
銅板葺、流造である。寶物に弓、靭、楯、太刀及び櫛笥等
がある。
例祭には特殊な行事は行はれないが、四月十五日氏子大
祭があり、神輿渡御、稚兒行列、五十鈴舞、浦安舞、舞踏、
相撲があり、大いに賑ふ。
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−昭和十八年発行 『神国日本 神まうで』−
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