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比賣神社
ひめじんじゃ
富山県砺波市下中条81
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富山県砺波市下中条にある。
北陸自動車道の北、高岡市との境界近く。
田の中の車道の脇に、鎮座している。
境内横には下中条公民館がある。
参道に数本の、背の高い木があるが、境内は芝生のような草地。
鳥居も新しく、清潔感のある神社だ。
創祀年代は不詳。
社地より南二町余りは殺生禁止の、清浄な地であるという。
式内・比賣神社は多いのだが、
砺波市には、下中条の当社の他に、柳瀬にも同名社が存在する。
『越中志徴』には、下中条と柳瀬は、「往古一村」であったとあり、
両村の比賣神社も、もとは一つと考えられている。
また、当社の東に、雄神川(庄川)が南北に流れ、
対岸に、式内・雄神神社が鎮座していることから、
雄神(男神)に対する比賣神を祀ったものであろうとする説がある。
が、しかし雄神神社の祭神は、本来、瀬織津姫命で、
男神ではなく、オカミの神、水神であろうと考えられており、
この説も、考えにくいようだ。
『富山県神社誌』によると
寛政四年、庄川出水入川し、社地が流出したので、隣村の東開発へ遷座。
文化二年社殿を再建して、境内社・神明社と境内社・日吉社を本殿へ合祀。
嘉永六年二月、元鎮座地を開拓整備して、元地へ遷座したという。
当社の社殿のあちこちに神紋が付いていたのだが、
その呼称がよくわからない。
三つ盛り亀甲の中の文様がよくわからないのだ。
通常では花菱なのだが、花弁の形が違うし、花というより四枚葉。
しかも、3つの花は、紋の中央に向かって同心円上に配置されており、
ちょっと違うようなのだが、分からないので「花菱」としておいた。
花菱 | 当社の紋 |
境内 |
鳥居 | 境内から参道 | 境内社 戸隠社 |
境内 | 社殿 |
【 比売神社 比賣神社 (下中条)(印刷用ページ) 】