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波多岐神社
はたきじんじゃ
三重県伊賀市土橋752  Zenrin Data Com Maps display !!


十六弁菊


五三の桐

式内社 伊賀國阿拝郡 波太伎神社
旧郷社

御祭神
大鷦鷯尊(仁徳天皇)

境内社 式内社 伊賀國阿拝郡 宇都可神社
大物主命 大己貴命 罔象女命 高皇産靈命 建御名方命
源滿仲公 源頼光公 源頼信公 源頼義公 源義家公

境内社 府中神社
須佐之男命 軻遇突智命 大地主命
塞神 木花開耶姫命 大山祇命 火産靈命 天津國玉命

三重県伊賀市にある。
佐那具駅から線路に沿って西へ1.5Km。
道路脇に南面して白い鳥居が立ち、
参道が、真っ直ぐに社域の杜に続いている。

階段を登ると境内。
拝殿後方に、赤い本殿と左右に境内社。
もう一つ、玉垣内に社殿があり、これだけ西向き。
これらのどれが、宇都可神社で府中神社なのか、わからなかった。

『三重県神社誌』によると、
境内社は、宇都可神社、府中神社、英霊殿とある。

創祀年代は不明。
祭神についても、その由来は不詳。

『式内社調査報告』には古老曰くとして、
昔、境内に、真っ直ぐな樫の木があり、
これを朝廷に献上して、旗木(ハタキ:旗竿)にしたという話が載っている。

伊賀国三宮と呼ばれている神社。

往古は、坂ノ下・東條・西條・土橋・山神・印代・大石の郷社。
中古以後は、山神・西條・東條・印代・土橋の総社。
明治6年に村社となり、明治36年に郷社となった。

明治40年、周辺の神社をまとめて、宇都可神社と府中神社を境内に遷座した。
宇都可神社は、土橋の無格社・宇都可神社を核とする神社で、
式内社・宇都可神社の論社である。

宇都可神社の論社は、土橋と内保にあり、
明治時代に、式内論争が起こり、土橋の社が正式に式内と認定された。

拝殿に桐紋らしきもの、本殿に菊紋らしきものが付いていたが、
よく確認できなかった。
後に『三重県神社誌』を確認すると、十六弁菊と五三の桐と書かれていた。

境内に遷された土橋の宇都可神社の古社地(土橋の山中)を探して、
周辺をかなり歩き、住民の方、何人かにお聞きしたが、
「宇都可神社」の存在そのものをご存じない様子。
歩きつかれて断念。


社域の森を横から

社頭

境内

手水鉢に「三之宮」

拝殿

本殿と境内社

本殿右手の境内社

その隣、西向きの境内社

鐘楼

本殿

境内の木


【 波多岐神社(印刷用ページ) 】

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