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月間神社
つきまじんじゃ
静岡県賀茂郡南伊豆町手石336  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 伊豆國賀茂郡 竹麻神社三座
旧郷社

御祭神
事代主命 配祀 天照皇大神

静岡県南伊豆町にある。
伊豆急下田駅の西10Kmほどの手石に鎮座。

136号線を西へ進み、
青野川と鯉名川の合流点近くで16号線に入って南下。
弓ケ浜大橋を渡って200mほどで、16号線から西へ入る。

境内入口の向きは北東向き。
鳥居の脇に「式内月間神社」と刻まれた社号標が建っている。
現在は青野川から少し入った場所にあるが
往古は社頭付近まで海辺が入り込んでいたという。

境内は広く奥行きのある雰囲気。
砂利の参道が真っ直ぐに拝殿に延びており
参道左手の池の小島に小さな祠が一つ。
これは境内社の水神社だと思う。

参拝は正月三日。
拝殿では氏子の方々が掃除をしていたので
邪魔にならないように参拝。

参拝後、拝殿の後ろに回ってみると
さらに苔の参道が奥へと続き、緩やかの坂道の先
木々に囲まれて、スポットライトを浴びたような本殿覆屋があり、
なかなか神々しい雰囲気だった。

覆屋の扉の格子から中をのぞくと
時代を感じさせる本殿が見えた。

承和五年(838)頃、神津島で激しい噴火があり
これは、阿波神とその御子・物忌奈神の祟りであるとして
神津島の神々が官社に列したが、
当社は、その神々と三島神の遥拝所として
鯉名川と青野川の合流地点付近の創祀されたと伝えられている。

また、一説には上記の神々が神津島より弁天島に渡り、
笑止(わらふど、笑戸とも記す)より上陸して
当地に鎮座したとも言われている。

創祀年代は不詳だが、社伝によると嘉祥三年(850)の創祀。
『伊豆国神階帳』に「従四位上 月まの明神」とある古社で、
式内社・竹麻神社三座に比定されている神社。

後に青野川の発達や分村による集落の移動に伴い
まず、三座の中の阿波神が朝日里(現在の吉佐美)へ分祀し、
他の神々を建久三年(1192)手石へ遷座。
その際に、物忌奈神を湊へ分祀したという。

よって、当社の現在の祭神は三島神である事代主命
配祀の天照皇大神は、明治八年に合併された日野神社の祭神。

明治六年九月に村社に列し、明治十六年十二月郷社に昇格した。


社号標と鳥居

社頭

境内

拝殿

拝殿

本殿参道

本殿覆屋

本殿覆屋

本殿

参道脇の池に小祠


【 月間神社 (南伊豆町)(印刷用ページ) 】

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