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瀧浪神社
たきなみじんじゃ
石川県能美市長滝町ワ−4
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石川県能美市にある。
JR北陸本線・寺井駅の東10Kmほどの長滝町に鎮座。
北陸鉄道石川線・鶴来駅の西3mでもある。
手取川の南1.1Kmにあり、道路に面して
西向きに境内入口の鳥居が立つ。
道路を挟んで、社前を小川(?)が流れており、
その上流に、名勝・七ツ滝がある。
鳥居をくぐり、丘を登ると、社域の森。
苔むした階段を上ると、古びた社殿がある
と思ったが、一面のガラスに覆われた寺院のような社殿。
木漏れ日のさす緑の境内で深呼吸したくなる雰囲気だが、
社殿に少し違和感を感じてしまう。
創祀年代は不詳。
滝浪社とも称する古社で、
式内社・多伎奈彌神社の論社の一つ。
明治までは、上流の七ツ滝の上、山の中腹に鎮座していたが、
明治末に、現在地へ遷座したという。
境内入口 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
史跡 瀧浪社
平安時代(10世紀前半)の『延喜式』(律令の施行を決めた細則)の神名帳に「能美郡多伎奈美神社」と記載されて
おり、式内社と呼ばれる由緒ある神社であったことがわかります。能美市内には、瀧浪社の他に 熊田神社、
狭野神社が、式内社として知られています。古色蒼然としたスダジイの大木がおいしげる神域からはその歴史
の古さをかいま見ることができます。明治末に社地を現在地に移転しましたが、旧社地は上流の七ツ滝の滝上にあったといわれ、地元の素朴な滝神信仰 から端を発したものと思われます。また、移転の際に、平安時代末期の鏡や壺、摺鉢などが発見されており(長滝 経塚遺跡と呼ばれる)出土品は、博物館に展示されています。 −社前案内板より− 始め瀧浪社と称し、明治二十二年瀧浪神社に改称。 創建は明らかではないが、式内多伎奈弥神社と伝えられ「式内等旧社記」に多岐奈弥神社式内一座山上郷長滝村鎮座今称白山社一有二布滝七段流下故故云二七滝一名宮滝云々とあり、社殿は明治初年まで山の中腹にあったが、後に今の地に移転した。 古鏡や土器が出土している。 −『平成祭データ』− |
当社から南へ、川を遡ると、名勝・七ツ滝がある。
上流から、一の瀑、二の瀑と続き、六の瀑まで、
小型の滝が列なっており、滝谷寺跡や賽の磧や行塚などの史跡がある。
で、七番目の滝は、どこにあるのか探したが、
駐車場の案内を見ると、瀧浪社の前にあるらしい。
そこで、神社へ戻ると、社前の小川には改修工事によって
整備されたような人口の滝があった。
むかし、長滝の七ツ滝には多くのウナギがいて
捕まえようとすると不思議なことがおこると云われていた。
ある時、若者がウナギを捕ろうと滝つぼに降りようとしたところ
村からモウモウと火煙が上がり、あわてて帰ってみると、
何事もなかったという。
川沿いの歩道 | 一の瀑 |
二の瀑 | 三の瀑 |
四の瀑 | 五の瀑 |
六の瀑 | 社前の七の瀑。改修された人口の滝 |
【 滝浪神社 瀧浪神社 (長滝町)(印刷用ページ) 】