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倭文神社
しずりじんじゃ
山梨県韮崎市穂坂町宮久保字降宮6051
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山梨県韮崎市にある。
JR韮崎駅から北東、旧敷島町方面へ4Kmほど。
道路脇に境内があるが、入口は、道路から左へ少し入ったところ。
鳥居も垣も白っぽい色で、参拝日は天気がよいため、
明るい神社というイメージだが、
境内は鬱蒼としており、やや暗め。
外と内にギャップを感じた神社。
正確にはわからないが、境内社殿は南西向き。
古社地は、柳平(北東方向)あたりらしいが、
そちらを拝する形とも見ることができる。
社名の読みは、現在「しずり」。
資料によると「シトリ」「シツリ」と読むものもある。
創祀年代は不詳。
通称、降宮という。
『式内社調査報告』によると、古社地・柳平から降って来た意味らしいが、
境内の案内には、「降宮=織宮」。
祭神が機織りの祖神であることが理由のように書かれていた。
祭神・天羽槌雄命を祀る、倭文神社は日本各地に点在している。
神紋に関して。
『神社名鑑』には、「丸に割菱」とあったが確認できなかった。
「割菱」は、一般には四割菱で、山梨では信玄公の家紋、武田菱をいう。
社殿や神楽殿には、木瓜形の中に、二本線の紋様が付いていた。
名前がわからないので、仮に「木瓜に引」とした。
機織道具の図案化したものかもしれない。
(というよりそうであって欲しい。)
社頭 |
鳥居 | 神門 | 境内 |
拝殿 | 舞殿 |
境内から参道 | 本殿 | 本殿 |
倭文神社
祭神・天羽槌雄命・天棚機姫命鎮座地・穂坂町大字宮久保字降宮六〇五一 由緒・ 甲斐国所在の延喜式内二〇社の一 甲斐国志には倭文神社降宮明神とある。 穂坂総社といい、郷中で最も格式高い神社 であった、倭文はしずおりで、麻などの繊維を 赤・青などに染めて横糸として織った古代織 物である。穂坂御牧が栄えたころ、御牧の役 人の妻や娘などが中心となって織った精巧 な織物でこれらの女性たちが技芸の上達 を祈るために天羽槌雄命・天棚機姫命を 祀ったのが、この神社の起りである。降宮は おりみやで、織宮を意味する、江戸時代に 幕府は一二石五斗の社領を寄進した。 −境内案内板− |
【 倭文神社 (韮崎市)(印刷用ページ) 】