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石座神社
いわくらじんじゃ
愛知県新城市大宮字狐塚14
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式内社 参河國寶飫郡 石座神社 |
愛知県新城市にある。
JR茶臼山駅から北へ3Kmほどの大宮に鎮座。
やや南北に走る道の横に境内があり、入口は南側。
入口の鳥居をくぐり、高い木々の参道を歩くと鳥居があり、境内がある。
境内の右手には弓道の設備がある。
境内に入ると右手に格子扉の神馬舎があり、
中には、草を咥えた木造の神馬がある。
夜毎に抜け出して田畑を荒らすので、
格子付きの馬小屋の中に隔離したという伝説が残っているらしい。
拝殿の後方に本殿があるが、本殿周囲が高くなっており
周囲を歩くことができる。
垣の右手奥には、変わった形の「石座石」がある。
創祀年代は不詳。
『文徳実録』『三代実録』などの国史に神階授与の記事があり、
『日本総国風土記』には、
「石坐神社、圭田四十六束五宇田、所祭天雅彦也、
大寶三年癸亥九月、始奉圭田行神事」
とある。
背後の雁峯山の磐座信仰が元となった
神社だろうと考えられているが、由緒も不詳。
山中には巨石がゴロゴロしているらしい。
その山中にも「石座石」という名の巨石があるらしい。
参道の右手に細くて真直ぐな上り道があり、
「天王社・須波南宮社参道」と刻まれた石柱がある。
どこまで登るのだろうかと考えながら歩くと、すぐにあった。
境内には他にも境内社がある。
境内左手の長屋状態の境内社には、
神楽社・伊雑社・保食社・山神社。
境内右手の長屋状態の境内社には、
水神社・金刀比羅社・白山社・祖霊社。
垣の中、本殿の右手に児御前社。
参道の左手には、荒波婆岐社。
社号標 | 参道入口 | 入口の鳥居 |
参道の御神木 | 境内入口 | 参道の荒波婆岐社 |
境内 |
拝殿 | 境内社、社名未確認 |
児御前社 | 本殿 | 抜け出していた木造神馬 |
石座石 |
社殿 | 天王社、須波南宮社 |
神楽社、伊雑社、保食社、山神社 | 水神社、金刀比羅社、白山社、祖霊社 |
新城市文化財指定 木造神馬 新城市大宮 石座神社
この馬は、はじめ白い馬であったが、
夜毎に出て田畑を食い荒らすので、格
子造りの馬小屋の中に入れて、黒く塗
ってしまった。そうしたらもう田畑に
出てこなくなったという。そんな伝説
が残る木造漆塗りの馬は、体高105cm
体長150cmの大きなもので空道和尚の
作と伝えられている。指定月日 昭和33年4月1日 空道和尚は、正徳年間(1711年頃) にこの地に生まれ、旗本設楽家に仕え たが、後に仏門に入り、その徳は人々 に広く慕われたという。 −境内案内板− 御由緒 当神社ハ創立年代ハ不詳ナレドモ延喜式ノ式内神社ニシテ参河総国風土記ニ大宝三年九奉圭田行神事トアリ其ノ外文徳宝録ニ仁寿元年十月参河国石鞍神従五位下位トアリ宝録ニ元慶七年十二月二十八日授参河国従五位下石鞍神従五位上国内神名帳ニ正三位磐倉大明神式内座設楽郡トアリ 鐘名ニ参河国設楽郡岩倉大明神嘉吉三年トアリ社殿ハ北方ニ聳ユル神峯山ニ鎮座シ設楽郡一帯ノ信仰ニ篤ク今尚猶存ス明治五年郷社ニ列シ大正十三年三月県社ニ列セラル
−『平成祭データ』− |
【 石座神社 (新城市)(印刷用ページ) 】