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伊去波夜和氣命神社
いこはやわけのみことじんじゃ
宮城県石巻市水沼字平畑164

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式内社 陸奥國牡鹿郡 伊去波夜和氣命神社 |
宮城県石巻市にある。
石巻線・陸前稲井駅の北東5Kmほどの水沼に鎮座。
真野川を遡り、水沼の奥、館下方向へ進む道のそばに、
参道入口の赤い鳥居が立っている。
鳥居をくぐり、階段を上り、さらに山道を進むと
木立の中に境内。
そこから、さらに上ると上品山へ向う山道。
境内は砂利。中央奥に社殿。
入母屋造の拝殿の後方に、本殿があるが、
ひょっとしたら、これは覆屋で、
中に本殿があるのかもしれない。
参拝前には、道路のそば、
階段を登ってすぐの場所に境内があると思っていたが、
階段が途切れてから、山道を少し歩く。
今、思い出すと、歩いた距離は「少し」なのだが
ちょっと不安になりながら歩くと、
突然、明るい境内が見えてきて、
境内入口に立った瞬間は、なぜかホッとした。
創祀年代、由緒ともに不詳。
一説には白鳳十五年の創祀とも伝えられる古社。
深山権現、深山さんとも呼ばれており、
拝殿の額には、「深山宮」とある。
御神体は、絶対不開の秘密とされていたが、
昭和三十四年九月三日の例祭に、氏子参座の上
開帳したところ、三寸ほどの鋳造の阿弥陀仏であったという。
これは、神仏混淆により、修験者によって管理された痕跡。
この地には、山伏道場が存在していたらしい。
式内社・伊去波夜和氣命神社の論社の一つだが、
祭神は、鹽土翁命。
社号から、伊去波夜和氣命が本来の祭神だと思うが、
伊去波夜和氣命は、伊具波別神と思われる。
本殿の左手に、小さな祠があるが、詳細は不明。
鳥居 ![]() | 参道階段 ![]() | 参道山道 ![]() |
境内 |
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境内 |
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拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
【 伊去波夜和気命神社 伊去波夜和氣命神社 (石巻市水沼)(印刷用ページ) 】
