[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
新川神社
にいかわじんじゃ
滋賀県野洲市野洲69
|
||
滋賀県野洲市にある。
野洲駅の南西1Kmの野洲に鎮座。
車一台が通れるような、ちょっと狭い道のそばに境内入口。
鳥居をくぐると、背の高い木々の参道が気持ちよい。
で、ふと見ると、参道の中ほどに、細い注連縄があり、
注連縄に、竹で組まれた4つの輪がぶら下がっていた。
輪には、同じく竹で組まれた十字が付けられていて、
はじめて見る形で、面白い。
この飾りは「かんじょう釣り」と呼ばれ、
湖東地方には多いらしく、正月に掛けられるもの。
注連縄から先の参道には、竹で組まれた背の高い左義長。
狭い参道に設置されており、こんなところで燃やして
周囲の木々に引火しないかと、ふと心配になる。
参拝日は、正月の賑わいも終わった1月9日。
当社の左義長祭は15日ということで、
その準備が、終わった夕方頃の参拝。
境内では、後片付けが氏子の方々の手で行われていた。
創祀年代は、不詳。
式内社・上新川神社に比定されている神社。
当社は野洲川の上流に位置し、
野洲川下流には、式内社・下新川神社が鎮座。
新川の司水神を祀る、上社と下社の関係にあるものと思われる。
が、現在、当社祭神には、川神(新川姫神など)の名は残っていない。
ちなみに『明治神社誌料』では、当社祭神は物部大新川命と小楯姫命となっている。
野洲川を挟んで、対岸の守山市に、新川神社が存在し、
同じく式内社・上新川神社の論社となっているが、
どちらかが、本社で、どちらかが、その分霊を祀ったものと思われる。
参道正面に社殿があり、後方の垣の中に流造の本殿。
本殿左右に、二社ずつの境内社。
境内右手の池にも、一つの祠。
境内の案内板には、
右境内社、多賀神社(右)・大神宮(左)。
左境内社、若宮神社(右)・日吉神社(左)。
放生池境内社、厳島神社、
と書かれていたが、この場合の左右は、
本殿に向っての左右だろうか、本殿から見た左右だろうか。
拝殿には、茗荷紋の染められた幕が掛けられていた。
境内入口 | 参道のかんじょう釣り |
かんじょう釣り |
参道の左義長 |
境内 | 社殿 |
本殿 | 放生池の厳島社 |
本殿左の日吉社・若宮社 | 本殿右の大神宮・多賀社 |