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意太神社
おふとじんじゃ
滋賀県長浜市木之本町大音

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滋賀県長浜市(旧木之本町)にある。
賤ヶ岳の東麓、大音に鎮座。
木之本駅から8号線を西へ2Kmほど進み、
リフト乗り場から少し東へ道を進むと、
民家の間に、山へ入る、未舗装の道がある。
その入口から100mほどだろうか、
木々に囲まれた小さな社殿が見えてくる。
創祀年代は不明。
社名の「意太」の読みは、社殿の前の案内板には「おふと」。
『平成祭データ』では、「おぶと」。
その他の資料では、「おくと」「おた」「いた」「いたの」など。
単純な文字なので、読み方が難しい。
案内板では、地名の大音が、意太から変化したものだろうとあるので、
それが正しければ、「おふと」で良いのかもしれないが。
後方の山を香具山と呼ぶそうで、祭神は、迦具土神。
『式内社調査報告』では、相殿に意富々抒尊を祀ると記されている。
社伝では、継体天皇の四世孫である意富々抒尊の後裔が
当地に居住し、その祖神として祀ったのが創祀。
参道 ![]() | 社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
境内 |
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意太神社(祭神・火の迦具土神)
今から一千三百年前に伊香津臣命が古事記に
出てくる(火の神・迦具土)の徳を受けられ崇拝さ
れていた神様です。(火の迦具土神)とは、火の
神であると同時に火がなくては成り立たない
金属精錬や陶器に製造に最も重要な神様です。
この後方の山は香具山と言い鉄岩石を産し、
また木之本町土倉村には銅鉱もあり古橋村や
西浅井町の日計山麓の大川に沿って多くの製
鉄遺跡郡も発掘されています。また、余呉町丹
生村では良質の粘土も産出し現在でも茶碗祭
りが無形文化財として残っています。古代豪
族伊香氏は姉川以北を支配しており製鉄に力
を入れ、鏡・武具・農具の生産にはげみ伊香
の小江を開拓し湖北の神聖なる香具山の麓に
小京都として大音の村を築きました。その村
名も意太からやがて大音になったと思います。−境内案内板− |
【 意太神社 (木之本町)(印刷用ページ) 】
