[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
須谷神社
すだにじんじゃ
兵庫県豊岡市日高町藤井字ヰトキシ308
|
|
式内社 但馬國氣多郡 湏谷神社 |
兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・国府駅の西2Kmほどの日高町藤井に鎮座。
250号線を西へ進み、1号線に入って北西へ4〜500m。
713号線との交差点から八代川の支流・奈佐路川沿いに
農道を数十mほど南下すると、川の西側に田に囲まれた境内がある。
境内入口は東向き。
「式内須谷神社」と刻まれた社号標の奥に鳥居が立ち、
参道を進むと、正面に社殿。
瓦葺の拝殿の後方に、本殿を納めた覆屋がある。
拝殿は舞台のように前方が開放されており、
奥に本殿の前面を見ることができる。
屋根の部分がよく判らないが、
『式内社調査報告』には春日造とある。
拝殿と本殿の間に廊下があるが、
サッシのガラス戸で側面が覆われている。
境内は数本の木があり、田畑の中にある林。
田中大明神と呼ばれていたのもうなづける。
あまり広くはないが、木陰になっていて
ちょっとした休息の場のような雰囲気。
社号の「須谷」は「スタニ」「スダニ」と呼ばれている。
創祀年代は不詳。
式内社・湏谷神社に比定されている古社。
祭神は不詳とする資料もあるが、現在は句句廼智命。
川の合流地点にあり、須谷が「洲の谷」であったとしたら
木の神ではないような気がする。
奈佐路川を少し遡った対岸に「久野木」という神社があり
祭神が迦遇槌命となっているのだが、祭神の混同があったかもしれない。
延享元年(1744)九月本殿が再建された。
昔は、藤井・奈佐路・谷の三ケ村の産土神であったという。
境内の右手に、境内社を納めた社殿があり
中に二つの祠が並んでいるが詳細はわからない。
奈佐路川(右手)の土手に社域 |
鳥居 | 参道 |
境内 |
社殿 | 本殿覆屋 |
拝殿から本殿 | 境内社 |
【 須谷神社 (日高町)(印刷用ページ) 】