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小川月神社
おがわつきじんじゃ
京都府亀岡市馬路町月読16  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

式内社 丹波國桑田郡 小川月神社
旧村社

御祭神
月讀命

京都府亀岡市にある。
嵯峨野線・千代川駅の東1Kmほどの月読に鎮座。
大堰川にかかる月読橋を渡ってしばらく進むと、
広い田地の中にポツンと社域が見えてくる。
砂利の農道を進むと、数本の樹木のある狭い境内に到着。
昔は、周囲の田地すべてが神域だったのかも。

境内には中央に鐘楼のような拝殿があり、
拝殿の後方、石垣の上に赤い垣に囲まれて本殿覆屋。
覆屋の中には、流造の本殿が安置されている。
本殿は白木の色を留めており、それほど古いものではないようだ。

参拝は八月の猛暑の日。
見事に晴れた青空の下。
とにかく暑かったことを覚えている。

創祀年代は不詳。

月読神社とも呼ばれている神社で
式内社・小川月神社に比定されている古社。
清和天皇貞観元年には従五位上に叙されている。

神代の頃から当地に鎮座していたといい、当時は大社だったが
応仁の頃、兵乱や洪水で流出し、廃絶して小祠となったという。

また、伊勢神宮が与謝郡に鎮座していた頃の末社であったとも。

石垣の前に「延喜式内 名神大社 小川月神社」と刻まれた社号標があり
その文字の上に、巴紋も刻まれていた。
この巴紋が神紋なのだろうか。


社域

境内

境内

社殿

社殿

覆屋

本殿

小川月神社
一、鎮座地亀岡市馬路町月読一六番地
一、祭 神月読命
一、例 祭十月十六日・祈年祭 四月二日
一、由 緒 当神社は昔から月読神社とも言われ ている。「延喜式」神名部に、丹波の国桑田郡 (今の亀岡市及び北桑田郡)十九座の中の大社 二座の一つで桑田郡第二の大社とあり、また古 記録は、伊勢の内宮・外宮が今の地に遷座され る前の末社であり、神代から当地に祀られてい たと伝えている。
 この神社は大堰川に比較的近く、応仁の頃に 兵乱を大洪水のため、神域のほとんどが流出、 現在はやや狭少な神域となっているが、この神 社を中心とした約一・三ヘクタールの田地が 「月読」として現存し、この田地が昔の神域で あったのではないかと思われる。
 その昔、北条時頼が諸国巡礼をし、小川月神社 参拝の節、その家臣人見次郎貞村にこの神社の 守護を命じた。以後人見家が三十代にわたって 連綿と守護をし、その後は氏子総代が神社の 維持運営にあたっている。現在は出世の神  五穀豊穣商売繁昌の神とあがめられ、遠近より 参拝者が多い。

−境内案内板−



【 小川月神社 (亀岡市)(印刷用ページ) 】

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