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春日神社
かすがじんじゃ
奈良県磯城郡田原本町大字千代字中垣内1258
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奈良県の田原本町にある。
24号線千代交差点から東へ。
笠縫駅の東、300mほどの位置。
本光明寺の横、というか境内にある。
瑞垣内には三棟の春日造社殿が南面して並び、
両脇に二つの小祠が向かい合っている。
三棟の中央が春日神社本殿。
東側(右)が千代神社。西側は祇園神社らしい。
創祀年代や由緒は不詳。
本殿右の千代社が式内社・千代神社の論社。
洪水により流出し、今は大安寺の森市神社の境内に祀られているという。
また、村屋神社神主家記には、流出は天長年中(824〜834)とあり
流出して大安寺に祀り、その跡に春日神社を祀って本社とし、
千代神社は末社として残したらしい。
とすると、延喜の頃(901〜923)には、いづれにしても境内社だったことになり、
境内社が式内社で、本社が式内社でないことに疑問を感じるのだが・・・
左右の小祠は、稲荷社と琴平社。
鳥居 | 拝殿 |
祇園社と本殿と千代社 | 祇園社と本殿と千代社 |
千代社 |
神社明細帳に「当社延喜式所載ノ神社
ニシテ城下郡ニ編ス、今、大和志ニ依レバ正保三年(一六四
六)本郡ニ隷スト、而シテ社傳ニ元八條村ニアリシヲ古昔
初瀬川洪水ノ時社殿流出シ該川下ナル大字大安寺ノ森市神
社境内ニ止リタマフ依テ此ニ千代神社トシテ鎮座ス後当社
内ニ移シテ境内神社トスト云フ」
−『式内社調査報告』− |
【 春日神社 (千代)(印刷用ページ) 】