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白澤神社
しらさわじんじゃ
静岡県静岡市葵区牛妻1139  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

式内社 駿河國安倍郡 白澤神社
旧村社

御祭神
伊邪那美命 建御名方命
合祀
大雀命 木花佐久夜毘賣命

静岡県静岡市にある。
静岡駅から北へ10Kmほどの牛妻に鎮座。
安倍川に沿って北上し、牛妻の集落から少し東へ入った場所。

場所がわかりにくいが、付近の人に道を聞きながら到着。
狭い車道に沿って、茶畑に面して南向きの境内。
境内も狭く、拝殿の後方に本殿の覆屋が付属。
拝殿内をのぞくと、小さな本殿を見ることができる。
覆屋に明かりとりの窓があり、
明るく照らされた本殿がかっこ良い。

道が狭いので、境内全体を写すため、
茶畑の中へ入って撮影した。
小さな神社だが、緑の木々に囲まれ、
緑の茶畑を前にして、拝殿にも緑のネット。

創祀年代は不詳。

一説に、元明天皇の和銅三年(710)の創祀とも、
和銅三年に諏訪神を合祀ともいう。

式内社・白澤神社に比定されている古社で、
古代から、白澤口に祀られた、土地の地主神。

明治になって、牛妻村の若宮八幡宮・浅間神社を合祀し、
四柱の神々を祀る。

拝殿の中を覗いてみると、三つ巴の紋を染めた幕があった。

「白澤」の文字を見ると、中国の神獣である人面の牛を連想する。
そういえば、鎮座地名も牛妻。
なにか関連があるのだろうか。


境内

社殿

拝殿内の本殿

延喜式内 白澤神社
静岡市牛妻一一三九番地 鎮座
一、御祭神
伊邪那美命
建御名方命
大雀命
木花佐久夜毘売命
いざなみのみこと
たけみなかたのみこと
おおさざぎのみこと
このはなさくやひめのみこと

(諏訪神社)
(若宮八幡宮)
(浅間神社)
一、例祭日
十月十七日
一、御由緒
 当神社創祀の年月は詳らかでありません。牛妻の開村と共に祀り 始められたものと思われます。惣国風土記という古い書物に「白澤 神社伊邪那美尊を祭る。和銅三年(西暦七一〇年)元明天皇の御代 に諏訪神社を添えて祭る。」という意味の事が書かれてあり、更に 延喜五年(西暦九〇五年)醍醐天皇の勅命に依り編纂された延喜式 神名帳には「駿河国安倍群白澤神社国幣小社。」と登載されています。 これにより一千二百余年の昔には既に存在した事が証明され、又一 〇九〇年の古より延喜式内の神社として、毎年の大祭に駿河の国府 より国幣が献納された静岡市でも最も古い貴い神社であることがわ かります。而して当神社は牛妻の氏神、産土神として村人を始め遠 近の多くの人々の敬慕、信仰を集めて参りました。
明治三十八年に牛妻地内の若宮八幡宮と浅間神社を合祀致しました。
現在の御社殿は昭和十三年に改築したものであります。
一、御神徳
伊邪那美命
建御名方命
大雀命
木花佐久夜毘売命
=母性愛の神 安産の神 寿命を司る神
=開拓の神 殖産興業の神
=富国救民の神 慈悲の神
=美の神 婦徳の神

−境内案内板−



【 白沢神社 白澤神社 (静岡市)(印刷用ページ) 】

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