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坂益神社
さかえきじんじゃ
兵庫県養父市大屋町上山字サカ6−1  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 但馬國養父郡 板蓋神社
旧村社

御祭神
正勝山祇命

兵庫県養父市にある。
山陰本線・八鹿駅の南西8Kmほどだが、
道路行程では13Kmほどの大屋町上山に鎮座。

円山川に沿って南下し、大屋川に沿って9号線から6号線へ。
6号線を西へ10Kmほど進み、大屋町樽見付近で東へ進む。
2Km程度走ると大屋町上山の集落があるが、
その集落の南、山の中腹あたりに境内がある。

地図では、当社の場所がよく判らなかったので
そのまま道路を進み、カーブしながら上っていくと、
神社らしき森の横を通過。
車を停めて、神社の後ろから境内に入り参拝。
扁額を見ると、そこが坂益神社だった。
どうやら、道路が神社の後方を通っているようだ。

通常、神社への参拝は、なるべく表参道から行うことにしているので
鳥居から参道を戻り、階段を下って、参道入口から参拝をやり直し。

ということで、狭い階段を上っていくと、上に鳥居が見えた。
参道の途中に、参道脇に向かい合うような建物があるが
社務所だろうか、普通の民家だろうか。
『式内社調査報告』によると大日如来を祀るお堂らしいが。

さらに階段を上ると少し広い境内。
鳥居をくぐり奥へ進むと、社日が立っており
社日の隣に「安藤大明神」と刻まれた石碑が祀られていた。

さらに奥に進むと、石組の上に社殿が二つ。
右側の大きい社殿が、当社の社殿らしく
扁額には「坂益神社」と記されている。
扉の間から中を見ると、金色の祠が祀られていた。
一瞬、仏壇かと思ったが、左右に小さな祠も並んでおり
神を祀っているのだと思う。

参拝はゴールデンウィークの頃。
社殿の横には桜の花が咲いていた。

創祀年代は不詳。由緒も不詳。

式内社・板蓋神社に比定されている古社。
延喜式の写本によると、板蓋、坂蓋などと記されている場合があるようだ。

現在、「坂益」の社号は「さかえき」と読むようだが、
『兵庫県神社誌』には「さかい」と記されている。
他には「さかぶた」「さかき」などとする資料もあるらしい。

明治六年十月村社に列した。

参拝後、ホテルに戻って地図を確認すると、
どうやら、神社後方の道を進むと樽見の大ザクラという
天然記念物の桜があるらしい。
参拝中は知らなかったので見ていないのだ。残念。


参道の狭い階段

さらに参道

さらに参道

そして鳥居

社日と安藤大明神

境内

境内

社殿

社殿

内部の祠


【 坂益神社 (養父市)(印刷用ページ) 】

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