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船井神社
ふないじんじゃ
京都府南丹市八木町船枝字才ノ上51  Zenrin Data Com Maps display !!



式内社 丹波國船井郡 船井神社
旧郷社

御祭神
表筒男命 中筒男命 底筒男命
武甕槌命 經津主命 天兒屋根命 比賣神

京都府南丹市にある。
八木駅の北5Kmほどの八木町船枝に鎮座。
鎮座地の名を才ノ上という。

八木駅から東へ。
大堰川にかかる大堰橋を超えて左折し26号線を北上。
4Kmほど北上した地点で西は入ると小学校の隣に
南面した境内がある。

道路に面して境内入口の鳥居が立ち、
境内は白壁で囲まれている。
鳥居の左手に、竹垣に囲まれた祠があり
傍らに安倍貞任の腕を祀った腕守社(かいなもり)があり
宝筐院塔が祀られている。

鳥居をくぐると、綺麗な境内。
参道の両脇に、円柱が二本ある。
文覚池が決壊した時に破損した鳥居の足だそうだが
幡日佐神社では、大堰川経由で鳥居を幡日佐神社へ鳥居を運ぶ途中、
長かったので2尺ほど切って残したものだと伝わっている。

境内中央に拝殿があり、馬の絵や彫刻が奉納されている。

拝殿の後方、少し離れて垣に囲まれた美しい本殿が鎮座。
境内の隅には、磐座とも考えられる船石が祀られている。
一説には、伊勢の神宮の遥拝所であるとも。

創祀年代は不詳。

最初は住吉明神と呼ばれていたが、
保延二年(1136)、国司藤原家保が春日大明神を勧請し、
近隣数ケ村の氏神となった。

よって、祭神は住吉三柱の神々と、春日四柱の神々。
合計七柱の神を祀る。

江戸時代には、かやもり明神とも春日明神とも呼ばれているが
式内社・船井神社に比定されている古社なのだ。

もとは、現在地の西北300mほどの
瀛居(おこ)の杜、あるいは太古の森に鎮座していたが
慶雲二年(705)、現在地(鹿野森)に遷されたという。

左甚五郎作と伝わる拝殿の馬が
毎夜抜け出して文覚池に水を飲みに行くという。
首に鈴を付けていたので、やかましく、
村人は相談して網をかけたところ静かになったという。

境内社の祠が、左に三つ、右に二つ。
左の祠は伊邪那岐・伊邪那美社、稲荷神社、住吉神社。
右の祠は若宮、八幡神社。

本殿には橘紋が付けられていた。


社頭

鳥居左手に腕守社

参道に円柱2本

境内

拝殿

拝殿の馬の絵

馬の彫刻

本殿

境内の船石

本殿

伊邪那岐・伊邪那美社、
稲荷神社、住吉神社


若宮、八幡神社


【 船井神社 (八木町)(印刷用ページ) 】

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