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粟島/淡島
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粟島/淡島
あわしま

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  • 一つには、伊邪那岐神伊邪那美神による国生みの登場する神で、特定の島、あるいは神話上の島を意味するもの。

  • 『古事記』では、伊耶那岐神と伊邪那美神が結婚して、最初に水蛭子を生んだが葦船に乗せて流し、 次に淡島を生んだが、これも御子の数には入れないとある。

  • 『日本書紀』では、淡路州(淡路島)と同時に淡州を生んだとか、淡路州、大日本豊秋津州の次に淡州を生んだとあり、 淡路島に近い島のように記述されている。紀伊半島と淡路島の間にある友ケ島の中の神島とする説がある。



  • もう一つは、淡島明神(粟島明神)と呼ばれる婦人病の神。

  • 粟島は、医薬の神・少彦名神のこと。『伯耆国風土記』に、少日子(少彦名神)が粟を蒔き、粟が実った時に、粟茎にはじかれて常世国に渡り、粟島という。とある。

  • 一説には、天照大御神の六番目の娘、住吉大神の后であった婆利塞女が、帯下の疾があったため淡島に流され、婦人の病を治す霊験があるという。


【 粟島/淡島:玄松子の祭神記(印刷用ページ) 】

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