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城輪神社
きのわじんじゃ
山形県酒田市城輪字表物忌35

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式外社 城輪神 三代実録 |
山形県酒田市にある。
酒田駅の北東8Kmの城輪に鎮座。
東西に走る59号線の北。集落の奥に社域の森。
59号線の南側には、国指定史跡である城輪柵跡がある。
農道のような参道が北へ伸び、こんもりとした森の前に鳥居。
小さな石橋を渡って境内に入ると、
正面に社殿があり、境内右手奥に玉池がある。
拝殿の戸や、本殿の側面は
新しい板で修繕され、大事にされている様子。
創祀年代は不詳。
『三代実録』によると、
貞観七年に従五位下、元慶四年に従五位上に叙されており、
出羽国二之宮として古代より崇敬されてきた古社。
天正年間の兵乱により衰微したが、
江戸時代、領主酒井氏の崇敬を得て、
明治九年に村社、昭和七年には県社となった。
昭和七年の県社昇格は、
当社と関わりがあると思われる
城輪柵の重要性が認識されたためだと思う。
境内右手の玉池の前に、玉池神社(木花開耶媛)。
その隣には、皇大神社と赤心碑。
赤心碑は、明治に疫病が流行したおり、
兵田徳兵衛・池田左衛門等七名が、
病気平癒を祈願して獅子舞を奉納し、
神楽を創始した功績を称えたもの。
社域 |
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鳥居 ![]() | 拝殿 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
境内右手に玉池、皇大神社、赤心碑 |
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当社の南には、広大な敷地を持つ城輪柵跡がある。
城輪柵跡は、出羽国府の跡。
復元された朱の門と、緑の芝生が美しい。
門の中は、一辺720mの広大な敷地に
砂利が敷き詰められ、建築物の柱の位置が示されている。
城輪柵跡 |
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広い ![]() | 広い ![]() |
国指定史跡 城輪柵跡
昭和六年、初めて発掘調査が行われ、一辺 約七二〇メートル方形の規模・形態になるこ とがわかった。 長年にわたる調査の結果、遺跡中央部の台 地上に整然とした配置を持つ政庁の遺構群が 確認された。政庁外にも、掘立柱建物のほか、 井戸跡や溝・土坑等の遺構が多数発掘されて いる。遺跡の性格としては、平安時代の出羽 国府跡とする説が有力である。 −案内板− |
【 城輪神社 (酒田市)(印刷用ページ) 】
