[HOME] > [神社記憶] > [甲信越地方] > |
|
多岐神社
たきじんじゃ
新潟県村上市岩ヶ崎字多伎山787
|
||
式内社 越後國磐船郡 多伎神社 |
新潟県村上市にある。
羽後本線村上駅の北西3Kmの岩ヶ崎に鎮座。
日本海に突き出した岬の付け根、断崖の下の海岸部分。
三面川を越え、345号線を日本海側に進み、
岩ヶ崎遺跡を過ぎた場所で、海側へ下りていくと駐車場。
駐車場から、海に沿った狭い道を300mほど歩く。
参道は遊歩道のようで、歩きやすい道だ。
参道を歩くと、赤い鳥居が見えてくる。
鳥居の手前には、小さな瀧が海へ潅いでいる。
この瀧が、多岐神社の社号の由来だろう。
境内に入ると、とても狭い。
狭い境内に、大きな社殿が海に面して立っている。
境内が狭すぎて社殿の全容を移すための距離が取れない。
仕方がないので、目一杯に広角で撮影。
そのせいで社殿が大きく歪んでしまった。
創祀年代は不詳。
通称、瀬波のお滝様と呼ばれる神社。
鎮座地の字は、多伎山といい、
式内社・多伎神社の論社の一つ。
式内社・西奈彌神社の摂社らしい。
社域 |
参道 | 参道の小さな瀧 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
社殿 | 社殿内部 |
多岐神社
岩船郡内に8座の祭神があり、この一つが多岐神社で、
多岐津島姫命を祭ったと伝えられている。 古くから漁を
営む人々の信仰が厚く、毎年4月28日には厳かな祭が行
われる。 別名を観潮閣ともいい、これは源頼朝に追われ
た義経主従が奥州へ落ちのびる途中にこのお宮で休み、弁
慶が日本海を一望して観潮閣と大書して、社頭にかかげた
ことから名付けられたものといわれている。−社頭案内板− 多伎神社
多伎神社は延喜式記載のお宮で千二百余年の歴史がある。祭神は、多伎津姫命であろうと言われている。神社のそばに滝があり、そこに滝不動の小祠もあったことから、瀬波のお滝様とも呼ばれ人々に親しまれてきた。 又、源義経主従の奥州落ちにまつわる伝説がある。一行がここで一息ついた時、弁慶が日本海の波の様子を眺め、「さても麗しき景色かな」と嘆賞し、社の扉に「観潮閣」と書き、また、「弘道」と書かれた板も明治の初期まで残されていたという。社の近くに、弁慶の硯り石、と名づけられている岩もある。 背後の社叢は、魚つき林、として保護されている。 −『平成祭データ』− |
【 多岐神社 (村上市)(印刷用ページ) 】