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片岸神社
かたぎしじんじゃ
福井県坂井市三国町山岸24−22
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式内社 越前國坂井郡 片岸神社 |
福井県の坂井市にある。
福井駅の北西18Kmほどの三国町山岸に鎮座。
九頭龍川の西岸、河口近くに南向きの境内。
九頭龍川の支流・片川の西。
156線(佐野山岸線)から少し西へ入った場所にあり、
境内には山岸区民館が建っている。
参拝は、風の強いGWの快晴日。
空には雲ひとつ無く、気持ちの良い参拝。
鳥居の左手に、「式内 片岸神社」と刻まれた社号標。
境内は、中央の石の参道以外は草に覆われ
低木が綺麗に植えられている。
参道を進むと、瓦葺の社殿。
後方の本殿は、屋根以外のすべてを覆われている。
創祀年代は不詳。由緒も不詳。
昔は、当地にあった神明神社の境内社であったが、
明治十八年、本殿の神明神社を境内社とし、
境内社の片岸神社を本社とした。
式内社・片岸神社の論社の一つ。
だが、明確な証があるわけではない。
片岸神社は、江戸時代には既に衰微しており、
江戸時代中期頃に、
山岸がその故地ではないかと考えられていたという。
よって、資料によっては、
すでに廃絶したと記されているものもある。
また、元の神明神社を片岸神社に比定しているものもある。
本殿の右手に、境内社と思われる祠が一つあり、
中には鯛を抱えた恵比寿の石像が置かれている。
本殿の左手には、石祠を安置した建物。
中に四つの石祠が置かれている。
左から、春日社、磯崎社、神明社、稲荷社。
この神明社の石祠が、
昔は片岸神社と呼ばれていたものなのだろうか。
拝殿・本殿の屋根に輪宝の紋が付けられていた。
越前地方に多い紋なので、当社独自の紋かどうかは未確認。
ちなみに参道にある手水鉢には、木瓜紋が刻まれていた。
社域 |
鳥居 | 境内 |
社殿 |
本殿左の境内社、手前二つ目が神明社 | 境内社と本殿 |
本殿右の境内社 | 中に恵比寿石像 |
【 片岸神社 (三国町)(印刷用ページ) 】