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阿波山上神社
あわさんじょうじんじゃ
茨城県東茨城郡城里町大字阿波山664−1
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茨城県城里町(旧桂村)にある。
常陸大宮駅の南西5Kmほど。城里町桂支所の北西1Kmほど。
那珂川の西岸にあり、123号線のそば。
中学校付近に参道入口があり、
親鸞聖人の大山草庵跡と書かれた石碑が立っている。
当地が、親鸞の「開宗宣言」の地だそうだ。
木々の茂る参道を歩くと、柵に囲まれた御神木がある。
あまり大きなものではないので、何代目かの御神木だと思う。
その横に「御神木由来」を刻んだ石碑があり、
薄くなっていて、よく読めなかったが、
当社は、大杉に神が降臨したことを由緒としており、
多分、その杉の子孫なのだろう。
社伝によると、
第四十二代文武天皇大宝元年(701)に、
大杉に神が降臨し、「降木明神」と称した。
俗に、佐加利子(サガリコ)明神とも呼ばれる神社。
阿波山という森に、祠を建て、この神を祀り、
阿波山上神社と号したという。
この神は、童子の姿で、手には粟の穂を持って降臨したという。
その姿と粟から、祭神は少彦名命と思われる。
各地の粟島神社の祭神は、少彦名命。
境内入口にある 「親鸞聖人大山草庵跡」 | 入口鳥居 | 社号標 |
参道の鳥居 | 参道の御神木(杉) |
参道 | 参道と社殿 | 由緒石碑 読めず |
境内 |
社殿 | 境内社 |
本殿 | 本殿 |
夫當社来由者灰聞ニ人皇四十二世文武帝大寶元年辛丑歳此
地降二臨大杉樹一 故ニ世俗呼稱ス二降木明神ト一 雖然邑ヲ云二
粟野ト一然而無神社 且當村モ往古ハ粟野而属シ二村ノ上郷ニ一森ヲ云二
阿波山ト一此森林ニ建レ祠仍號二阿波山上神社ト一 −『式内社調査報告』− |
【 阿波山上神社 (城里町)(印刷用ページ) 】