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天満宮
てんまんぐう
茨城県常陸太田市赤土町2206
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式内社 常陸國久慈郡 立野神社 |
茨城県常陸太田市(旧金砂郷町)にある。
山方宿駅の東4Kmほどの場所。
金砂郷支所の北6Km、西金砂神社へ向かう途中の赤土。
道の東側にある山の麓に、木々に隠れるように鳥居が建つ。
鳥居をくぐり、階段を上ると、暗い境内。
参拝した日は雨が降っており、傘をさしながら、
土の参道を右手に歩くと、さらに階段。
今度の階段は、暗さと靄のために、先が見えない。
雨で滑る石段を一歩一歩登るが、はっきり言って、かなり怖い。
上を見ずに、傘に隠れるように登って、境内に到着した時には、ホッとした。
一説には、元禄元年(1688)2月25日の創祀。
菅原道真を祀る天満宮なのだが、
『新國誌』に「延喜年間之図」として記された、
式内・立野社の位置が当社にあたるらしい。
一般に、式内・立野神社とは考えられてはいないようだが、
その可能性もあるのではないかとも思う。
現在、天満宮とされる神社の中には、もとは天神社、
つまり、天津神を祀っていた社が改名したものも多い。
当社の鎮座地が、人家の遠い山頂であることも、
天満宮を祀るような場所ではないような印象。
また、赤土村には、立野という小字名もあったらしく、
立野社であっても不思議はないのではないだろうか。とも思う。
境内は狭く、右手に石の祠が並ぶ。
拝殿後方の垣の中には、小ぶりの本殿。
無事に下れるように祈って、階段を下りる。
階段に積もった枯葉が、雨を含んで、不気味な生き物に見えた。
怖かった。
境内入口 |
鳥居扁額 | 暗くて急な参道の階段 | 上から |
拝殿 | 境内社 |
本殿 | 本殿 |
【 天満宮 (常陸太田市)(印刷用ページ) 】