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和多理神社
わたりじんじゃ
鳥取県八頭郡八頭町郡家殿字地主500
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式内社 因幡國八上郡 和多理神社 |
鳥取県八頭町(旧郡家町)にある。
若桜鉄道・隼駅の東2Kmほどの殿に鎮座。
駅から八東川を越え、29号線へ入り南下。
簡易郵便局の側に境内がある。
境内はとにかく緑。
木々が鬱蒼と茂り、まさに緑なのだ。
境内入口から巨木の側を通って正面に社殿がある。
創祀年代は不詳。
一説には、景行天皇の頃、筑前国に祀られた大渡島の神を、
神功皇后の頃に、因幡国に遷座したものという。
当初は、和多理山(猫山、あるいは越山という)に祀られていたが、
大同二年九月に当地に遷座。
同時に、松の木や竹、長寿石などの神宝も遷されたという。
後、後醍醐天皇が隠岐から戻られるとき、
名和長年とともに当所に駐軍。
天正八年七月羽柴秀吉軍が侵入し、山名豊国との合戦ため、
兵火にかかり、社領を没収される。
境内には、祖霊社や大美玉神社、殿神社などの境内社がある。
祖霊社の横に、元地から遷された長寿石があるらしいが、
写真に撮り忘れたようで、見当たらない。残念。
また、入口付近に「○○○○○○跡」という石碑が立っているが、
なんと書いているのか読めない。残念。
○○○○○○跡 | 鳥居 | 社号標 |
境内 | 境内から参道 |
境内 |
社殿 |
拝殿 | 拝殿から本殿 | 大美玉神社 |
祖霊社 | 殿神社? |
和多理神社社叢
大小の常緑樹、落葉樹或いは針葉樹が無数に 生い茂り、真夏でも涼風が吹きわたる。春には 大小の山椿が真っ赤な花をつけ、初夏には大木 に巻き上がった大藤葛が無数の淡紫色の美花で 大空をいろどる。ことに社殿前の大イチョウは 樹高三〇メートル、周囲三・七メートルの大喬 木であり、又周囲四メートル、樹高三〇メート ルの三本の大欅、タモの大木など昼なお暗い天 然の大樹林である。 神社の由緒 祭神 猿田彦神、約千年前昔の延喜式神名帳 にのる式内郷社という由緒ある古社である。大 同二年(八〇七)和多理の山(猫山)から現在地に 遷し祭ったという説もある。本殿内には元弘の 昔、後醍醐天皇が船上山より京都還幸の途上再 建させられたという伝承のある、諾冊神社の正 慶二年(一三三三)銘の古棟札が納められてい る。 −境内案内板− |
【 和多理神社 (八頭町)(印刷用ページ) 】