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伊曾能神社
いそのじんじゃ
愛媛県伊予市宮下北谷2007
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式内社 伊豫國伊豫郡 伊曾能神社 |
愛媛県伊予市にある。
北伊予駅の西1Kmほど。松山自動車道に近い宮下に鎮座。
参道入口には赤い鳥居と社号標。
まっすぐに延びた参道を歩き、階段を登ると境内。
階段下の参道の脇に、一つの境内社があり、
宇佐八幡神社・稲荷神社・多賀神社の三社が祀られている。
階段を登って正面に社殿。
社殿の瓦には、「折敷に縮三文字」の紋が付いていた。
『神社名鑑』には「蛇の目紋」と記されているが
見当たらなかった(気付かなかった)ので保留。
創祀年月は不詳。
延慶四年(1311)頃には、社号を吹上大明神と称していたという。
あるいは、吹揚大明神とも呼ばれていたが、
享保九年に社号を旧号に戻し、現在に伊曾能神社となった。
当初の鎮座地は、上三谷村(現伊予市)平松であったが、
應永の頃、新三郎というものが、現在地に背負って遷座したという。
平松には、当社の末社・一宮神社があるらしい。
その新三郎を祀る、新三郎神社が、拝殿右側に鎮座しており、
傍らに、「新三郎神社一千年祭」と刻まれた石碑が建っている。
一説には、西方に光るものがあり、これを拾って祀ったとも。
境内右手には、4つの境内社。
猿田彦神社、天神社、厳島神社、新三郎神社。
境内左手には、吹揚神社(当社の古号)と書かれた境内社があり、
明治に合祀された、以下の諸社が祀られている。
和霊神社・岡崎神社・高殿神社・應神社・今岡神社・厳島神社・旗立神社・一宮神社。
さらに、本殿よりに奈良原神社の小祠。
参道 | 鳥居 | 参道 |
境内 | 社殿 |
社殿 |
奈良原神社 | 本殿 | 宇佐八幡神社・ 稲荷神社・多賀神社 |
新三郎神社、厳島神社 | 天神社、猿田彦神社 |
境内社吹揚神社拝殿 | 吹揚神社 |
延喜式内神社の由来
そもそも当伊曽能神社は延喜五年即ち九〇五年
醍醐天皇の命により藤原時平忠平等が二十二年
の歳月を要して延長五年完成せる法典五〇巻の
内延喜式の施行に係る全國神社名鑑に登載せら
れている由緒ぶかき傳統の神社であります−参道石碑より− |
【 伊曾能神社 伊曽能神社 (伊予市)(印刷用ページ) 】