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玉作神社
たまつくりじんじゃ
静岡県沼津市黒瀬町6

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式内社 伊豆國田方郡 玉作水神社 |
静岡県沼津市にある。
沼津駅から南東1Kmほどの黒瀬町に鎮座。
狩野川にかかる黒瀬橋の南に、道路に面して南向きの境内。
境内入口に鳥居が建ち、
鳥居の右手には「村社玉造神社」と刻まれた社号標。
鳥居扁額には「玉造宮」。
鳥居左手には「関東 玉造郷」と刻まれた石碑が建っている。
以上のように、玉造神社と記されているのだが
境内案内や「平成祭データ」には、
「玉作神社」となっている。
境内案内によると、都市計画によって
最近、境内地は、土盛りされたようで、
境内も綺麗に整備されて維持されているようだ。
境内左手には玉造公会堂。
石の垣の中には、拝殿と本殿が一体となったような社殿。
創祀年代は不詳。
社伝によると
玉造郷に住む人々が、玉造祖神・玉祖命を祀ったもの。
式内社・玉作水神社の論社の一つで、
『伊豆國神階帳』に「従四位上玉作明神」と記されている古社。
大正十三年に、境内が発掘され
本殿地下から玉石が30個発見された。
現在本殿に、そのうちの6個が祀られているらしい。
祭神は玉祖命と水波廼女神。
異説として、櫛明玉命や玉屋命。
瀬織津姫とするものもある。
要するに、「玉作水」という社号から
玉に関する祭神と、水神を想定したのだろう。
参拝は、年末の早朝。
太陽がまだ昇りきっていないため、
写真は暗めだが、
社殿後方には、朝日に輝く富士山が見えている。
よって、社殿に参拝していると、
まるで富士山を拝んでいるような気分になる。
境内入口 ![]() | 境内 ![]() |
社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
社殿、後方に富士山 |
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由緒
延喜式内 玉作水神社
この神社は玉作水神社として神社名鑑に載っております御祭神は昔 玉作郷に住んでいた玉作部氏族の祖神 玉祖命と水神 水波廼女命の二座であります 延喜式内神社として一千年以上を経た古社であり 香貫地区には 楊原神社・大朝神社とともに由緒ある神社であります 関東 玉造郷
玉造郷は一千年以上の昔 平安朝初期に伊豆と駿河の国境として
狩野川の辺り香貫山麓一帯を指し玉造部氏族が住んでいた集落跡と
言われております玉作部は朝廷に貢納する丸玉や服飾用の勾玉管玉等を造る職業的 部民で古代において祭祀用には欠くことのできない重要な役割を もった氏族でありました 全国に数少ない玉造郷として諸文献に記載されております 玉作神社新築落成記念塔
沼津市上香貫黒瀬町六番地なる境内地
が沼津市都市計画施行により区画整理
にかかり境内地全面を約四尺土盛りそ
の上に社殿及び公会堂を全面改築並び
に立木を移すこととなり市との交渉を
委員長に一任され諸経費として一金弐
千百四拾弐萬円を捻出願いよって茲に
新社殿及び公会堂を造営致しました−境内案内− |
【 玉作神社 玉造神社 (沼津市)(印刷用ページ) 】
