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潮津神社
うしおづじんじゃ
石川県加賀市潮津町ユ−32  Zenrin Data Com Maps display !!


五七の桐

式内社 加賀國江沼郡 潮津神社
旧村社

御祭神
鹽土老翁 合祀 應神天皇

石川県加賀市にある。
片山津温泉(柴山潟)のすぐ西にある潮津町に鎮座。
潮津と書いて、「うしおづ」と読む。

道路に面して北向きの境内。
鳥居をくぐると、広い境内で、
奥に、ガラス張りの社殿。
昔の写真では、板張りだったようだ。

防犯カメラ監視中という札がかかっていたので、
中は覗かなかった。

本殿は拝殿の後方に連結された形。

境内に入り、参道を歩くと、
右手に大きな石造の獅子頭のようなものが置かれている。
なんなんだろう、これは。

創祀年代は不詳。

昔は、当社に面して潮津潟があり、
八潮の湊と称して、多くの舟や旅行者が往来した場所。
交通の要衝であり、駅家も置かれた地であり、
往時は盛大であったという。

その後、兵火により衰退したが、
近世になり、大聖寺藩が潮津潟を埋立てる時、
前田利治より神田の寄進を受け、再興した。

その頃は、天神さんとも天満社とも呼ばれていたようで、
境内石碑によれば、祭神・鹽土老翁の生まれ変わりが
菅原道真であるという。

ちょっと無理やりな解説のような気もするなぁ。

拝殿には、2枚の扁額が掲げられている。
右に潮津神社、左に八幡宮。
八幡宮は、大正二年に、当社に合祀されたもの。

拝殿の扉や、案内石碑には、
桐の神紋が刻まれていた。
明らかに、これが神紋でしょう。


境内入口

社殿から境内

境内

社殿

社殿

境内にある石の獅子頭?

潮津神社由縁
祭神塩土老翁(天神さん)
応神天皇(八幡さん)
 鎮座の年代は不詳であるが延喜の制国幣の 小社に列せらる。往昔、この社地に面して潮 津潟があり篠原に至る浜を八潮の湊と称し、 舟常に入津し又旅行者のために馬や舟を用意 した潮津駅もあり、安宅の関に至る交通の要 衝として社頭常に盛大であった。この地の城 主諏訪大膳守が崇敬し、しばしば奉幣祈願、 神宅の寄進があったが兵火の為ことごとく灰 燼に帰したと伝えられている。のちに大聖寺 藩が潮津潟を埋立てた時に、前田利治公より 神田を賜い、祭祀を厳にし、安産、魔除けの 神として崇敬されている。
 大正二年村社八幡社を合祀、大正四年神饌 幣帛供進神社に指定。
御神徳
 塩土の老翁は、塩の干満をつかさどる神で 塩野干満が、安産に重要なかかわりをもつこ とから、安産の神として信仰されている。又 知識の神としても崇敬され、この神の生まれ 変りが菅原道真と伝えられ、故に天神さんと して尊信せられている。

−境内石碑より−



【 潮津神社 (加賀市)(印刷用ページ) 】

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