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形部神社 佐波良神社
かたべじんじゃ さはらじんじゃ
岡山県真庭市社1272
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形部神社 |
岡山県真庭市(旧湯原町)。
米子自動車道湯原I.C.を下りて、国道313号線を北上、
社口ダムのあたりで、56号線(湯原奥津線)へ右折し、
1・5Kmほどにある二宮神社の前を通過し、さらに1Kmの場所。
道路を走っていると、こんもりと茂った森が見えるが、鳥居が見当らなかった。
停車して確認すると、鳥居は社前の道路を越えた畑の中に立っていた。
当社には、式内社二座が鎮座し、
西方1Kmにある二宮神社には五座が鎮座。
横見神社とあわせて、この狭い山間部に八座が集中している。
年に三度、この八座が集まる「神集まり」「八社神行」という祭礼があるが、
その順番は、横見・久刀・長田・壱粟(大笹)・形部・佐波良・兎上。
佐波良は、神馬を出すが、一説には神輿を失ったので、
神馬を立てるという。
佐波良神社は、旧郷社で、旧県社の形部神社の相殿に祀られている。
佐波良神社は、「佐原」とも書かれ、通称四宮。
形部神社は、「刑部」とも書かれ、通称五宮とされている。
両社とも和気清麻呂の祖や類族を祀ったものとする伝承がある。
やや上り坂の道路脇に、鬱蒼と茂る社叢がある。
階段上に、社号標があり、昼でもやや暗い境内に社殿が鎮座。
鳥居は、少し離れた畑の中にポツンと立っている。
垣などの無い開放的な神社だが、
木々が茂っており、暗い。
社殿横には、荒魂神社と名づけられた幾つかの境内社が並んでいる。
畑に立つ鳥居 | 境内の大杉 |
境内 |
拝殿 | 境内社 |
社号標 | 本殿 | 本殿 |
形部・佐波良神社 旧県社 真庭郡湯原町社 姫新線 勝山駅より二〇粁 祭神 形部神(神阿多津比売命) 佐波良神 例祭 一〇月九日 神紋 丸に二本矢 建物 本殿 流造四坪 境内 八〇五坪 末社 三社 宝物 森忠政寄進中臣祓 由緒 延喜式内美作国一一社の中、八社 が社の地にある。即ち佐波良、形部、免上、 一粟、久戸、長田、大笹、横見の各神社であ る。神田六町歩を有し、神馬をも備えていた 大杉(県天然記念物)が千年の昔を偲ぶ。 −『神社名鑑』− |
【 形部神社 佐波良神社(印刷用ページ) 】