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黒沼神社
くろぬまじんじゃ
福島県福島市松川町浅川字木戸前1  Zenrin Data Com Maps display !!


九曜

式内社 陸奥國信夫郡 黒沼神社
旧村社

御祭神
渟仲倉太珠敷命 石姫命
配祀 申田彦大神

福島県福島市にある。
金谷川駅の東2Kmほどの松川町浅川に鎮座。
4号線が高架になっている場所から
少し西へ入ると境内がある。

道に面して参道階段があり、
階段の上に鳥居と社号標。
階段を登ると正面に社殿がある。
拝殿の後方には、流造の本殿。

社殿の右手には、小さな石碑が沢山並んでいた。
石碑には、「申」や「庚申」という文字が刻まれていた。
並んだ石碑の奥には、二本の立石があり、
天照皇大神豊受姫大神と刻まれている。
他には、飯豊山や申田彦大神の文字も読み取れる。

通称は、明神様。
創建年代は不詳。

欽明天皇の皇子・渟仲倉太珠敷命が
東国の不穏を鎮めるため、当地へ行幸し、
信夫湖に住む大熊を退治したが、
疲労困憊し崩御したと噂が流れ、
それを聞いた母・石姫は嘆きのあまり黒沼に身を投げた。

供奉の健夜依米主従の四人は嘆いて黒沼赤沼を巡見。
古浅川の自現明神のお告げにより、
大岩を切り開き、黒沼赤沼の水を大熊川に抜き、
干潟となして石姫を埋めたという。
後、欽明天皇の奉聞および地名にちなんで
黒沼大明神として祀ったという。

一方、皇子・渟仲倉太珠敷命は征伐の後
帰京して、敏達天皇となったという。

拝殿の賽銭箱や本殿にかけられた幕には、九曜紋。
本殿は、伊達政宗の寄進のよるもので、
九曜紋の幕も寄進したという。

参拝中、宮司らしき方が、清掃作業をしていた。
写真を撮影していると、
社殿の歴史について話していただいたが、
撮影を終えた頃には、見当らず。
どこかに出かけた様子。


社域

社殿

境内

拝殿

本殿

賽銭箱に神紋

境内社?蔵かも

飯豊山、豊受姫大神天照皇大神、そしてずらっと並んだ申田彦石碑


【 黒沼神社 (松川町浅川)(印刷用ページ) 】

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