[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
苅田比賣神社
かりたひめじんじゃ
福井県大飯郡おおい町名田庄下字宮山3−15
|
||
式内社 若狭國遠敷郡 苅田比賣神社 |
福井県のおおい町にある。
小浜駅から南西へ162号線で17Kmほどの名田庄下に鎮座。
南川に沿って162号線を進み、
名田庄体育館を過ぎて1.5Kmほどで北へ入ると境内がある。
社前の川に橋がかかっており、橋の向こうに社域の森。
森の入口に石鳥居が建っており、
鳥居の左手に「式内村社 苅田比賣神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐると広い境内で、
周囲に木々が聳え、まるでドームの中。
境内奥に青い屋根の拝殿があり、
その後方、石垣の上に同じく青い屋根の本殿覆屋がある。
本殿内部には御神像十二体、薬師如来像一体が安置されているとか。
神仏習合によって、当社の本地は薬師如来であった。
社殿の右手に、天然記念物の大きなムクの木があり、
根本には境内社らしき祠が祀られている。
『式内社調査報告』には、
社殿の東側に般若経を納めた般若堂があると記されているが
この根本の祠が般若堂だろうか。
延宝三年(1675)の『由緒記』では、
大同二年(807)三月十六日の創祀。
明細帳では、大同元年の建立。
貞享三年(1688)の棟札では、
平城天皇の御宇、大同二年の建立。
『本國神名帳』に「従三位苅田姫明神」とある古社で、
式内社・苅田比賣神社に比定されている神社。
一説には、現社地の西300mほどに鎮座する天満宮が古社地だという。
境内右手に神馬像があり、胴に巴紋が付けられている。
境内左手に、境内社の祠が大小2つあるが、詳細は不明。
『福井県神社誌』には境内社に西ノ宮の名があり、
『式内社調査報告』では神明社(一名、西ノ宮)とある。
境内左手の大きな境内社が西ノ宮だろうか。
天気が良すぎてコントラストが強く、
木洩れ日で斑模様になってしまったので
少し大きめの写真を掲載しておく。
参道 | 鳥居 |
境内 |
拝殿 | 拝殿 |
本殿とムクの木 |
境内左の境内社 | 境内右の境内社 |