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天椅立神社
あまのはしだてじんじゃ
徳島県三好郡東みよし町昼間3265

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式内社 阿波國美馬郡 天椅立神社 |
徳島県三宅町(現東みよし町)にある。
旧三宅町役場から南東に500mほどの昼間に鎮座。
当社の南500mに、吉野川が東西に流れる場所。
吉野川によって形成された段丘上に位置し、
当社の南は、広い田園になっているが、
大規模な弥生初期集落遺跡があるらしい。
南向きの境内は、田園よりも一段高く、石垣の上。
境内入口の階段を登ると、鳥居。
境内中央に社殿があり、後方に本殿がある。
境内には、4つの小祠の境内社があるが、詳細は不明。
『式内社調査報告』によると、境内社は、
荒神社、地主神社、社幣能神社の三社とある。
創祀年代や由緒は不詳。
近世までは、羽津明神と称していたという。
『三好郡誌』によると、
現在、宮内と呼ばれている地域全部が境内だったらしく、
当社の南100mの場所を鳥居と呼び、実際に鳥居の沓石があったらしい。
また、境内には松や樫の巨木が多かったが、社殿修復等のため、
伐採されたとも。
式内・天椅立神社の論社だが、
明治初期、当社神主であった近藤忠直氏により、
式内社と提唱され、明治三年、正式に現社名に改称した。
「羽津明神」と呼ばれていた理由は分からないが、
当社の神紋は、「矢紋」。
鳥の羽に、なにか関連するのだろうか。
境内には「伝立法廃寺礎石」という礎石が置かれていた。
当社の周囲には、幾つかの廃寺となった宮寺があったらしい。
拝殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
社殿 |
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本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
境内社 ![]() | 本殿 ![]() | 境内社 ![]() |
伝立法廃寺礎石 ![]() | 境内社 ![]() |
【 天椅立神社 (東みよし町)(印刷用ページ) 】
