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加茂廼神社
かものじんじゃ
福井県福井市鮎川町87−10  Zenrin Data Com Maps display !!


五三の桐


『福井県神社誌』より

式内社 越前國丹生郡 雷神社
旧村社

御祭神
別雷神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 少奈彦命 違提希

福井県福井市にある。
福井駅の西15Kmほどの鮎川町に鎮座。
三本木川の河口近く、日本海沿いを走る305号線から東へ入る。
道路の突き当りに鳥居が建っており
鳥居扁額には「加茂神社」と刻まれている。
鳥居をくぐり、階段をジグザグに登っていくと境内入口の鳥居。
参拝は五月の連休だが、参道階段には桜やツツジが咲いていた。

境内入口の鳥居には「加茂廼神社」と刻まれており、
鳥居脇の社号標は「村社加茂神社」。
つまり、
正式名が「加茂廼神社」で、通称が「加茂神社」なのだろう。

鳥居をくぐると右手に手水舎があり、その横に、上に登る階段。
階段を上ると、聖徳太子社の祠があり、日本海を見下ろすことができる。

参道正面に寄棟造の拝殿があり、後方に本殿覆屋がある。

参道のツツジも美しいが、
境内は綺麗に清掃されており、気持ちが良い。

創祀年代は不詳。

『福井県神社誌』に「往昔は式内の大社で…」という記述がある。

丹生郡の式内社であれば、式内社・雷神社のことだと思うが、
『式内社調査報告』には記載がない。

社伝によれば、
大丹生浦に閑居していた多田満仲が当社を崇敬し、
祭典には甲冑を着て参詣したという。

以前は、鮎川一帯に御輿渡御があったがいつ頃からか廃れた。
その当時、御神体が倒れ転げたことがあり、
その場所を「仏畑」または「珠数畑」と言うようになった。

境内に入って右手階段の上に聖徳太子社があり、
拝殿右手に立派な境内社が3つ並んでいる。
一番右手の境内社には鳥居が建っており、その扁額から男山八幡神社だとわかる。
他の二社は、大聖神社か大嶽神社か守黎神社だが、
いづれがいづれか判らなかった。

これらの境内社は大正二年八月十九日に境内に移転されたもので、
大嶽神社(天照皇大神)は字神明に鎮座していた無格社、
大聖神社(豊受大神)と守黎神社(日本武尊)は大嶽神社境内社。
男山八幡神社(応神天皇)は字男山鎮座の無格社だった。


「加茂神社」鳥居

「加茂廼神社」鳥居

境内

聖徳太子社

太子社より境内

拝殿

拝殿より参道

社殿

境内社


【 加茂廼神社 (福井市)(印刷用ページ) 】

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