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伊夫岐神社
いふきじんじゃ
滋賀県米原市伊吹603
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式内社 近江國坂田郡 伊夫岐神社 |
滋賀県米原市にある。
伊吹山(1377m)の南西麓、
東海道本線・醒井駅の北10Kmほどの伊吹に鎮座。
姉川沿いの道から、少し東へ入った場所に境内がある。
境内入口は南向き。道路に面して鳥居が立っている。
参道入口には「式内郷社伊夫岐神社」と刻まれた社号標が立っており、
参道を進むと、左手に手水舎、右手に梵鐘がある。
『滋賀県神社誌』には「釣鐘堂がある」と記されている。
境内は木が少なくグランドか広場のような雰囲気。
昔の写真では、もっとは木々が茂っていたのだが、
最近、綺麗に整備されたのだろうか。そんな感じだった。
境内の奥、石段の上に灯籠が並び、
中央に瓦葺入母屋造の拝殿。
拝殿の後方に、流造の大きな本殿がある。
創祀年代は不詳。
往古は伊吹山山頂に鎮座していたという。
伊吹山の里宮として崇敬されているのだろう。
昔は、十五ケ村の氏神であったという。
式内社・伊夫岐神社に比定されている古社で、
陽成天皇元慶元年、従三位という高い神階を授けられている。
祭神に関しては、雷速比古命、多々美比古命、
気吹男命、天之吹男命、素盞鳴尊などの異説があり、
明治初年より、八岐大蛇神霊として崇拝されてきたが
昭和十八年から、伊富岐大神と改められた。
慈雨の神として崇敬され、雨喜びの踊があるらしい。
明治九年郷社に列した。
拝殿の縁側部分にプラスボックスがあり、
中に由緒書きがあったので、いただいて賽銭箱に賽銭を投入。
その箱には、ゴム印のスタンプもあった。
御朱印のようでもあり、参拝記念スタンプのようでもあるので
とりあえず、ここに掲載しておく。
本殿の左右に赤い鳥居を持つ境内社が一つずつ。
左が秋葉神社(火産靈神)、右が権現神社(大山祇神)のようだ。
社殿の屋根には梅紋が付けられている。
『神社名鑑』『滋賀県神社誌』には神紋は記されていないが、
当社の神紋だろうか。
社頭、右後方に伊吹山? |
鳥居 | 梵鐘 |
境内 |
境内 | 社殿 |
社殿 | 本殿 |
秋葉神社 | 権現神社 |
参拝スタンプ |