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長岡神社
ながおかじんじゃ
滋賀県米原市長岡1573
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式内社 近江國坂田郡 岡神社 |
滋賀県米原市にある。
近江長岡駅の北西200mほどの長岡に鎮座。
天野川に面して、南東向きの狭い境内がある。
参拝は、小雨の年末で、
入口の鳥居には角松が飾られていた。
参道を進むと、牛像や神馬像があり、
神馬像の後ろに大きな木が立っている。
境内の公孫樹は天然記念物なのだそうだが、この木だろうか。
さらに参道を進むと、鳥居があり、鳥居の奥に瓦葺の拝殿。
拝殿の後方、垣に囲まれて流造の本殿がある。
社伝によると、天平宝宇六年四月の創祀。
三銖安祥上人による勧請という。
仁和三年、円珍僧都の霊験記には、
「一天安康、風雨順時、除役息災、利益平等、郷土鎮護」とある古社で
もとは、東北の琴岡山に鎮座していたといい、琴岡山に元宮がある。
参拝当日には、元宮のことを特に考えていなかったので参拝していない。
近くにあるので参拝しておけばよかった。
村木と杉澤の境界にある琴岡山の麓、村木側に琴岡神社という社があるが
当社とは関係ないのだろうか。
中古、現在地に遷座して、岡神社、牛頭天王社とも称し
式内社・岡神社であるという。
明治四年、長岡神社と改称し、明治九年村社に列格。
祈年祭である「オコナイ」や野神祭などの神事が行われているらしい。
神馬像には木瓜紋が付けられており、
『滋賀県神社誌』にも神紋は、五ツ木瓜とある。
境内には伏牛の像があり、梅紋が付けられていた。
天満宮でもあったのか、近くの天満宮から移転されたのだろうか。
また、拝殿の扉には三つ巴紋が付けられていた。
境内入口 |
牛像に梅紋 | 神馬像に木瓜紋 |
境内 |
本殿屋根 | 中門 |
【 長岡神社 (米原市)(印刷用ページ) 】