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本宮神社
ほんぐうじんじゃ
栃木県日光市山内
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日光二荒山神社別宮 |
有名な日光の神橋のすぐ近く。
119号線が突き当たりの交差点に、参道入口がある。
二荒山神社の縁起に関して、一説には、
勝道上人が神護景雲元年(767)、大谷川北岸、
四本瀧寺の側に創建。
その後、その地は、稲荷川の水害の惧れありとして、
天長4年(827)やや北方の小玉堂の東に遷座。
後、嘉祥3年(850)、今の東照宮の側に遷座。
これを新宮権現と稱して、その後、今の二荒山神社本社に移り、
旧地に社殿を造営し、本宮権現として、味耜高彦根命の御社とした。
それが、当社の本宮神社。
小玉堂は、当社のやや北方にある小さな祠で、
弘仁11年(820)弘法大師が滝尾において修行したおり、
池の中から大小2つの白玉が浮かび出た。
小の玉を虚空蔵菩薩本尊として、ここに小玉堂を建てて祀り
大の玉を妙見大菩薩本尊として、中禅寺妙見堂(明治の天災で失)を建てて祀った。
本宮神社の近くにある、小玉堂 |
階段を上ると境内。
赤い社殿までの道の左手に、
勝道上人が笈を掛けたという「笈掛石」がある。
境内には雪が少し残っていて、
周囲の木々もシットリとした雰囲気。
拝殿 | 本殿 |
境内 |
勝道上人が日光開山に向かったところ、川が荒れ、行く手を阻んだ。
そこで、一心に祈ると、異形の神が出現し、二匹蛇を投げて橋とし、
勝道上人を助けたという「山管の蛇橋」という伝説がある。
その橋が、有名な神橋であり、
その異形の神は神橋の向かいの深沙王堂に祀られている。
また、勝道上人が7歳の時、夢で日光開山のお告げを受けたという。
その時に出現した明星天子を祀った祠・星の宮が、神橋近くの坂の上にある。
勝道上人の笈掛石 | 深沙王堂 | 星の宮(磐裂神社) |
日光二荒山神社 (重要文化財)
古くは、新宮(現在の二荒山神社)、
滝尾と共に、日光三社と呼ばれた。創建は大同三年(八〇八)。祭神は 味耜高彦根命。現在は二荒山神社の別宮。 四月十七日二荒山神社の弥生祭のとき、 三社の神輿がここに渡御する。 貞享元年(一六八四)の大火で焼失、 翌年に再建された。境内には修験者が背 にしていた笈をかけて参拝するところか ら「笈掛石」と名付けられた石がある。 −案内板− |
【 二荒山神社別宮 本宮神社(印刷用ページ) 】