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熊野神社
くまのじんじゃ
京都府福知山市大江町公庄269−14
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京都府福知山市(旧大江町)にある。
北近畿タンゴ鉄道宮福線の公庄の北東400mほどの位置に鎮座。
小さな丘の上が境内で、175号線に面して
南東向きに境内入口の鳥居が建っており、社前にはバス停がある。
鳥居をくぐり階段を上ると、広い場所がある。
参道を左手にカーブして進み、十数段の階段を上ると社殿。
社殿は本殿を納めた覆屋。
社殿の向きは東向きだと思う。
覆屋の中には大きめの本殿と、
右手に小振りな境内社があるだけの簡素な構造。
社前の燈籠の脇に小さな狛犬が、歯を剥きだして座っている。
天気の良い夏の日の午後の参拝。
天気が良すぎて、数十段の階段にもクラクラした。
当社の詳細な由緒は未入手。
『式内社調査報告』によると、式内社・三宅神社の論社。
熊野若宮社とも称したようで、
社伝によると、麻呂子親王の臣らによって造営され
その後、現社地に遷座したという。
覆屋内部に境内社が一つ。
覆屋の左右に境内社の祠がある。
社頭 |
鳥居 | 参道階段 |
境内 | 本殿覆屋 |
内部の本殿 | 内部の境内社 |
阿形狛犬 | 吽形狛犬 |
境内社 | 境内社 |
公庄 熊野神社の狛犬
銘文は普通、基壇に書くことが多いの
ですが、この狛犬は胸や腹などの身体部
分に彫られています。石は笏谷(しゃくだに)石で別名、 越前石といわれます。現在の福井市足羽 山で産出した。軟質で、加工が容易にで きる凝灰岩です。福井から海岸の三国湊 まで船で素材の石を運び、三国の石工が 狛犬に仕立て上げ、由良川河口まで運び そして由良川を上がってきたと考えられ ます。 宝暦九年(1759)の作品で、像高 は53センチの小像ですが、少しの傷みもな く保存されています。古い作品なので見 た目には簡素に見えますが魔除けや守護 獣としての役割を存分に果たしていたと 思われます。 両足を斜め前に出し、向かって右側の 阿形(獅子)は上向き加減に頭を上げ、 大きな口を開いています。左側の吽形( 狛犬)は口を閉じているのですが、2本 の牙と歯を見せています。 −境内案内板− |
【 熊野神社 (大江町公庄)(印刷用ページ) 】