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乙和多都美神社
おとわたつみじんじゃ
長崎県対馬市厳原町久和字東浜1
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式内社 對馬嶋下縣郡 和多都美神社 名神大 |
長崎県対馬市にある。
下対馬の南部の久和浦の海辺のそば。
海に面して境内があり、社前に車を停めて参拝。
狭い境内に拝殿があるが、
その裏に上に登る階段。
階段を登ると、また拝殿があり、
拝殿の後方に本殿がある。
が、本殿はトタンで覆われている。
創祀年代は不詳。
社伝によると、神功皇后が当港に船を泊め
自ら祀り給もうたところであるという。
式内社・和多都美神社の論社の一つ。
祭神は、玉依姫命と豊玉姫命。
『平成祭データ』には豊姫命と記されているが、
海神(ワタツミ)の二柱の乙女神の方が相応しい。
本殿の側に、境内社が二つ。
天神社と若宮社らしい。
上に続く階段 | 階段上に拝殿 |
参道 |
境内社 | 本殿 |
境内から海と、空港で借りたレンタカー |
(略)しかし当社が、下縣で唯一のワタツミの社号
を伝へた神社であることは、『対馬神社誌』に見られる通
りである。それには、
和田津美大明神。 神躰石。勸請不知。
とあり、これが当社に関する記事の全文である。これでは
普通の村の氏神といふだけで、和多都美の特色も見られ
ず、官社の伝統もない。社号は確かにワタツミであるが、
その由緒は全く不明である。
本社壹間角、申方ニ向。村より辰方二町程之所也。 拝殿九尺ニ壹間。神山麥五斗蒔程、椎雑木有之。 六月初午日、十一月初午日村中より祭之。爲祭料麥貳斗貳舛出之、巫府内とら。 −『式内社調査報告』− |
【 乙和多都美神社(印刷用ページ) 】