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大神社
おおみわのかむやしろ
新潟県糸魚川市大字平字森本1345
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式内社 越後國頸城郡 大神社 |
能生駅から88号線を南下、平にある。
道路脇に幟が出ていたので迷わなかったが、
これが無ければ見逃したかも。
鎮座地の小字を森本といい、通称、森本天神。
ということで、菅原道真を合殿に祀る。
社名については、「式内社調査報告」ではだいじんじゃとある。
境内には、おおみわのかむやしろとあった。
鳥居は参道の階段上にある。
境内はあまり広くはないが、拝殿横に舞台のような建物が付属。
本殿は拝殿と繋がっていて見えず。
社伝によると、大同三年(808)三月の創祀。
式内社・大神社の論社である。
高田城主松平光長・榊原式部大輔が崇敬した神社。
天暦九年(955)十一月、天満宮が、
文明九年(1477)十一月、春日神社が相殿に祀られた。
あらためて見ると、鳥居の貫が左右に出ていない。
境内入口や、境内に幾つかの鳥居が立っており、
形式も神明系・明神系を色々だが、すべて貫が出ていない。
古い鳥居だと、風化して貫が落ちてしまったものもあるが・・・
参道 | 社号標 | 参道 |
階段上の鳥居 | 境内鳥居 |
社殿 |
拝殿 | 境内鳥居 |
『明治十六年神社明細帳』によると、神代の古
跡で、大同三年(八〇八)三月創立。延喜式内社大神社であ
るといふ。高田城主松平光長・榊原式部大輔崇敬の社であ
つたといふ。江戸時代、幕府から除地五石五斗九升附與さ
れてゐた。明治六年十二月、第九大區四小區の村社に列す。
合殿に天満宮と春日神社が祭られてゐる。『神社明細帳』
によると、天満宮は天暦九年(九五五)十一月、春日神社は
文明九年(一四七七)十一月の勧請とある。神社参道入口
の社號碑に「大神社」(植木直一郎書)、神社拝殿の額に「大
神社」とある。明治になって古四王社、神明社、白山社が合祀された。
−『式内社調査報告』− |
【 大神社 (森本天神)(印刷用ページ) 】